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【手帳術】手帳を眺めよう。記入した予定や情報を見て確認し、さらに記入!この手帳時間が手帳の使い方

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 手帳にはリマインド機能がありません。

 iPhoneのようなスマートフォン、またはパソコンには、設定した時間には予定を教えてくれる機能があります。設定次第で音や光で教えてくれます。

 そして手帳にはこれがない。でも、そもそも、デジタルツールが普及していなかった時代の予定管理ツールは手帳だったのです。

 こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家・歌手の舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。

 今回は、記入した手帳を眺める習慣の話です。

眺めていることで確認

 まず手帳を眺めることは、予定の確認になります。

 スマートフォンやパソコンでのGoogleカレンダーでもそうですが、記入・入力された一覧の予定をみることが、リマインドになるのです。

 このことで、予定の時間までどれぐらいの余裕があり、どうすればいいかを考えるようになるわけです。

 また、その間の時間の使い方にも考えを巡らせようという思考が生まれるわけです。

 これが予定管理をすることの本質でもあります。

手帳を眺めるといろいろ見えてくる

 手帳を眺める。それは、記入された各種情報を確認することです。

 見直していくことで、いろいろ見えてくるものがあります。

 たとえば、以下の事です。

 予定と予定の間。

 やることのリストとそこから思いついたアイデア。

 締切の日時。

 未定の予定。

 イベントの日程(その場所も)。

 これらを眺めているといろいろ見えてきます。

 予定ならば予定のための準備。また締切までの日数。イベント開催まで何日あるのか。 未定の予定をいつにするのかetc.

 こういうことが見えてくることが手帳の効能なのです。

 スマートフォンの小さな画面よりも、手帳の大きめの面だからこそ、よく気がつくのです。

 そして、考えて思いついたことを予定に入れたり、ノートに書いたり、あるいはパソコンでの作業をしたりするわけです。

 予定を見直す。そしてまた記入する。あるいはアクションを起こす。あるいはそのためのメモを作る。計画を立てる。

 手帳に記入した情報を確認するのにはそういう意味があるのです。

 念のために言えば、この写真だと12月の予定欄ですが、だいたい月の頭か来月の予定を眺めることが意味があると思います。

 なので、手帳は記入するだけでなく眺めましょう。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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