「ネット私刑には責任が伴う」スマイリーキクチ、川崎中1殺害事件についてコメント
川崎市の中1殺害事件の犯人だとしてTwitterを中心に顔写真が出回っていることについて、ネットでいわれなき中傷被害にあった経験のあるスマイリーキクチさんがコメントしています。
言葉の責任|スマイリーキクチ オフィシャルブログ『どうもありがとう』 powered by アメーバブログ
キクチさんはTwitter上で拡散している顔写真について、
と、その行為が「不確かな情報をもとに行う私的制裁だ」と批判されています。
また、仮に事実だとしても「リツイートをした時点で犯罪行為」、「URLを貼り付けて投稿しても同罪」、「名誉毀損罪で相手に訴えられる危険性がある」と、行動に「責任」が伴うことも指摘しています。
ネット私刑が社会的制裁とみなされ処分が軽くなる可能性
さらに、加害者が未成年者だとしたら、少年審判において「インターネット上に名前や顔写真が拡散して、社会的な制裁は受けた」ことを考慮され、軽い処分が下ってしまう可能性があるとも述べています。
加害者のことが許せないという感情は、ボクも、アナタも、キクチさんも同じです。けれど、その行為がきっかけで処分が軽くなってしまっては、被害者の少年やその遺族はどんな気持ちになるか。
実際に、いわれなき中傷による被害を受けたキクチさんが語るからこそ重い言葉です。ぜひ、ご一読ください。
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スマイリーキクチさんの受けた中傷とは?
スマイリーキクチさんは、過去に女子高生コンクリート詰め殺人事件に関与した犯人であるというデマを約10年もの長期間に渡って流され、苦しめられたことがあります。
この事件では19人の中傷犯が検挙されましたが、その多くが「ネットや本に騙された」とその責任を他人になすりつけました。