【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part232:黄色い泥パック 他
みなさん、こんにちは~!
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
韓国ドラマを見ているときに気になる、あんな行動やこんな疑問…
みなさんもきっと「なぜ?!」と感じるシーンを一度は目にしたことありますよね~?
このシリーズでは、そんな韓国ドラマのなかの不思議や疑問、さらにその理由や背景にある韓国の文化や事情なども一緒に紹介していきますよ~!
さぁ~、それでは今回の不思議を見ていきましょう!
今回は、ちょっと不思議な韓国の美容法・健康法に関する不思議を紹介します^^
「黄色い泥パックでお肌ツルツル?!」
韓国コスメやスキンケア用品は日本でも熱い注目を集めていますよね。
韓国ドラマを見ているときも、化粧品やスキンケアをしているシーンが出てくると、ついつい気になってしまいます。
そんななか、こんなスキンケアをしているシーンが出てきたことがありました。
それは、顔に黄色い泥を塗りたくっているシーンです!
韓国の人は肌がキレイな人が多いですが、もしかしてこれが美肌の秘訣?!
この黄色い泥の正体、気になりますよね~?
この泥は「黄土(ファント)」といいます。
黄土は別名「神秘の土」と呼ばれ、人々の健康や美容に役立てられてきました。
黄土を顔に塗る「黄土パック」は特に有名です。
肌の悩みに合わせて、茶葉やハチミツ、オリーブオイルなどとブレンドして肌をパックします。黄土の持つ養分とデトックス効果が肌をなめらかに整えてくれるんですよ。
黄土を使ったパックは、韓国の伝統的な美容法なんですね。
そのほかにも黄土は生活のあらゆるところに取り入れられてきました。
浄化作用や遠赤外線効果があるといわれている黄土は、タオルやハンカチなどの布製品、寝間着や肌着などの衣服の染料としても使われています。
また、伝統家屋の壁や天井の素材にも黄土が使われているんですよ。
チムジルバンのなかにも黄土を使った部屋があり、ここで汗を流すと、黄土の持つ浄化作用でデトックス効果が高まり、遠赤外線効果で身体を芯から温めることができるといわれています。
黄土のパワーは、身の回りの様々なところに利用されているんですね!
それでは、つぎの不思議も見てみましょう!
「ちょっと痛そうなエステ…」
みなさんは「カッピング」という言葉、聞いたことありますか?
背中にガラス製のカップをつけるエステの一種なのですが、日本ではあまり聞きなじみがないエステですよね。
韓国では、このカッピングエステのことを「부황(ブファン)」といいます。
日本ではエステに分類されていますが、ルーツは中国でおこなわれていた民間療法ということもあり、韓国では韓方医院で施術されることが多いです。
「부황(ブファン)」では、肩回りや背中にガラス製のカップを装着し、皮膚を吸引して真空状態にします。
こうして皮膚を吸引することで、皮膚の下の血管が引っ張られ、血行促進効果が得られるといわれているんです!
吸引後、カップを装着していた箇所には赤い痕が残ります。
くっきりとついたカップの痕は少し痛々しくも感じられますが、このカップの痕を見ることで身体の健康状態を知ることも出来るんですよ!
血行がよく、問題のないところは薄いピンク色の痕
血行不良で老廃物が溜まっているところは濃い赤い色~紫っぽい痕
このようにカップの痕を見て、血行の良くない箇所や不調の原因を探るんですね。
さらに、皮膚を針で刺して、カップで吸引する「瀉血(しゃけつ)」という方法もあります。
聞いただけで痛そうではありますが、悪い血を抜くことで老廃物を取り除いたり、身体の状態を把握したりすることが出来ます。
不健康な生活を送っているとドロドロで黒っぽい血が出てきて、反対に健康的な生活を送っている人は赤いサラサラの血が出てくるんですよ。
皮膚を吸引したり、針で刺すというと、どうしても「痛そう」と思ってしまいますよね。
しかし、施術後は爽快感があり、血行が良くなって身体がポカポカするという感想が意外と多いんですよ!
ただ、この施術はどんなに健康な人でもカップの痕がしばらく残ります。
ちょっと気になってしまいますが、韓国では丸い痕がついたままでも銭湯やチムジルバンに行く人は結構多いです笑
まわりの人も丸い痕がついているからといって驚く人もいません。それくらい「부황(ブファン)」が身近なものということですね。
いかがでしたか?
韓国ならではの美容法・健康法といった感じがしますよね!
韓国ドラマを注意深く見てみると、韓国の人たちの美の秘訣や健康の秘訣が分かるかも?!
そんなところにも注目しながら韓国ドラマ鑑賞をするのも面白いですね!
次回も面白くてためになる韓国ドラマの不思議をたくさん紹介したいと思います^^
どうぞ、お楽しみに~♪