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韓国シリーズ第1戦はKTが9回決勝打で先勝 29年ぶりV目指すLGは初戦を落とす<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
9回を三者凡退に抑えたパク・ヨンヒョン(写真:kt wiz/初報から差し替え)

29年ぶりのシリーズ制覇を目指す公式戦1位のLGツインズと、プレーオフを制した2位KTウィズが対戦する韓国シリーズの第1戦が7日、チャムシル球場で行われた。

両チームとも初回に得点を挙げるも中盤以降はこう着状態が続き、2-2の同点で9回に突入した。9回表、KTはLGの抑えコ・ウソクに対し2死後、四球の走者を置いて7番ムン・サンチョルがレフトオーバーの二塁打。一塁走者が還って3-2と勝ち越しに成功した。

1点をリードしたKTは9回のマウンドにプレーオフで4試合に登板し、5イニング無失点のパク・ヨンヒョンが上がった。パク・ヨンヒョンはLGの8番からの攻撃を三者凡退に抑えてゲームセット。KTが3-2で勝利し先手を取った。

韓国シリーズは7戦制。どちらかが4勝した時点で決着となる。KBOリーグでは公式戦1位の優勝表彰はなく、韓国シリーズの勝者がその年の優勝チームとなる。

⇒ 2023年 KBOリーグポストシーズン日程表

◇11月7日(火)の結果

・韓国シリーズ第1戦

 LG 2 - 3 KT(チャムシル)

 勝:ソン ドンヒョン

 敗:コ ウソク

◆「APBC代表の合宿練習開始」

来週16日から東京ドームで行われる24歳以下を中心とした国際大会、「アジアプロ野球チャンピオンシップ」に出場する韓国代表チームが、6日からテグサムスンライオンズパークで練習を開始した。今季は公式戦の雨天中止が多かった影響で、韓国シリーズが昨年より6日遅く開幕。現在韓国シリーズを戦っているLG、KTの代表選手は同合宿に参加していない。練習は13日まで行われる予定。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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