NFL開幕直前に攻守のスター選手がリーグ史上最高額の契約に合意
9月6日(日本時間7日)のフィラデルフィア・イーグルス対アトランタ・ファルコンズ戦で幕を開ける2018年のNFLシーズン。
開幕を直前に控えて、リーグを代表するオフェンスとディフェンスの選手が、NFL史上最高額となる大型契約に合意して、所属チームとの契約を延長した。
4年総額1億3400万ドル(約149億円)の契約を手にしたのは、グリーンベイ・パッカーズのエース・クォーターバック(QB)、アーロン・ロジャース。
2011年と14年にシーズンMVPに選ばれている34歳のロジャースは、冷静沈着で強肩なQB。通算パサーレーティング103.8は、NFL歴代ナンバー1の記録だ(2000パス・アテンプト以上)。
ロジャースの契約は1億3400万ドル中1億ドル(約111億円)が保証されており、満額を得た場合は年平均と3350万ドル(約37億円)となり、アトランタ・ファルコンズのQB、マット・ライアンを抜いて、NFL最高額のサラリーを手にする。
NFL高額サラリー選手(年平均)
- アーロン・ロジャース(パッカーズ、QB):3350万ドル
- マット・ライアン(ファルコンズ、QB):3000万ドル
- カーク・カズンズ(バイキングス、QB):2800万ドル
- ジミー・ガロポロ(49ナーズ、QB):2750万ドル
- マッシュー・スタッフォード(ライオンズ、QB):2700万ドル
参考:トム・ブレイディ(ペイトリオッツ、QB):1500万ドル
ディフェンスではロサンゼルス・ラムズのディフェンシブタックル(DT)、アーロン・ドナルドが、6年1億3500万ドル(約150億円)で契約を延長。
2014年に最優秀新人守備選手に選ばれ、2017年には最優秀守備選手賞を獲得した27歳のドナルドは、2016年にボン・ミラーがデンバー・ブロンコズと結んだ6年総額1億1450万ドル(約127億円)を抜いて、ディフェンス選手としてはNFL歴代最高額の契約を手にした……と思われたが、オークランド・レイダースからシカゴ・ベアーズにトレードされたカリル・マックが、ドナルドが契約を結んだ翌日にその記録を更新。ドナルドがディフェンスの選手として初めて年2000万ドルを超える年俸を得たと思ったら、すぐにマックが超えていった。
マックの新契約は6年総額1億4100万ドル(約157億円)。9000万ドル(約100億円)が保証される。
NFL高額サラリー守備選手(年平均)
- カリル・マック(ベアーズ、DL)2350万ドル
- アーロン・ドナルド(ラムズ、DL)2250万ドル
- ボン・ミラー(ブロンコズ、LB)1910万ドル
- デマーカス・ローレンス(カウボーイズ、DL)1710万ドル
- エゼキエル・アンサー(ライオンズ、DL)1710万ドル
- フレッチャー・コックス(イーグルス、DL)1710万ドル
公式戦16試合で、これだけの高額を稼ぐNFLのスーパースターたち。今シーズンは、そんなスーパースターのプレーに注目しながらNFLの試合を楽しんでもらいたい。