新年に訪れたい!ロウバイの花が美しい社寺まとめ
冬の雪景色は凛として美しいが、それでも春が恋しくなってしまうのは人情だろうか。
厳しい寒さを経て、生命が芽吹く春の到来は、未来への期待や喜びを感じさせる。
今回はそんな春へ思いを馳せて、早春の花たちが咲き誇る神社やお寺をご紹介したい。
神社やお寺と花たち
早春の花といえばロウバイだろうか。
神社やお寺は、私たちの最も身近で四季の移ろいを感じさせてくれる場所でもあるように思う。
遠出の旅も楽しいものだが、ご近所の小さな御縁も大切にしたい。
磐裂根裂神社
栃木県壬生町に鎮座する磐裂根裂神社はハートの樹形が可愛らしいロウバイの花が咲く。ロウバイの香りに満ちた境内で、春の訪れを全身で感じるのも良いものだ。
磐裂根裂神社は福巻寿司(恵方巻)祈願の発祥の地といわれる。
太巻きの具として使用されるかんぴょうは壬生の特産品であり、その長さには幸運が末永く続くようにという意味があるそうだ。
ロウバイの花を楽しみながら、一年の健康と招福を祈りたい。
【基本情報】
磐裂根裂神社
住所:栃木県下都賀郡壬生町安塚1772-1
アクセス:
・お車でお越しの場合
北関東高速道「壬生IC」より約10分
・電車でお越しの場合
東武宇都宮線「安塚駅」より徒歩約25分
駐車場:有 無料70台
御朱印対応時間:10:00~15:00
祥雲寺
祥雲寺は宇都宮の街中にあるとは思えないほど、豊かな自然に包まれた曹洞宗の古刹である。
東京ドームを超えるほどの広大な境内ではロウバイやウメの花をはじめ、多くの四季折々の花が次々に開花する。
また、江戸時代に本堂再建の記念に植えられたという大きなしだれ桜の古木も必見だ。
一時は枯死寸前にまでなったが、今再び花を咲かせて訪れる人々を和ませている。しだれ桜の開花は例年3月末頃とのこと。
【基本情報】
曹洞宗 戸祭山 祥雲寺
住所:栃木県宇都宮市東戸祭1-1-16
アクセス:
・お車でお越しの場合
「宇都宮IC」より約20分
「鹿沼IC」より約25分
・電車でお越しの場合
JR宇都宮駅から徒歩約30分、車で約7分
バスを利用する場合は「宇都宮駅・県庁・戸祭台循環」又は「宇都宮駅・西塙田・戸祭行」で約10分
駐車場:有
【参考資料】
祥雲寺公式サイト
栃木旅ネット 栃木の観光・旅行情報サイト 『祥雲寺(しだれ桜)』
清水寺
栃木市の清水寺では1月のロウバイからはじまり、2月のスイセン、ウメの花と春本番に向けて多くの花たちが咲く。
東国花の寺百ヶ寺、下野三十三観音霊場第二十六番札所に選定されている天台宗の古刹で、厄除けや病気平癒などのご利益がある。
早春の花の香りに満ちた境内は、静かでとても心地よい。
また低山歩きの拠点として訪れるのも良いだろう。しだれ桜が咲く頃には多くの登山者の姿も目にする。
私が山歩きに訪れたのは秋だったが、豊かな自然の中をゆっくりと散策するのも心地良い。
【基本情報】
天台宗 金滝山 清水寺
住所:栃木県栃木市大平町西山田3427
アクセス:
*お車でお越しの場合
東北自動車道「佐野藤岡IC」より約15分
*電車でお越しの場合
JR両毛線「大平下駅」より徒歩約45分
東武日光線「新大平下駅」より徒歩約55分
駐車場:有 普通車15台
【参考資料】
栃木市観光協会『清水寺』
栃木旅ネット
天台宗 栃木教区宗務所
最後に
今回は私が毎年訪れたいと思う、ロウバイの花をはじめ早春の花が美しい栃木の神社やお寺をご紹介したが、早くも春の訪れが待ち遠しい。
ロウバイの花が美しい名所として、鹿沼の「上永野蝋梅の里」や足利の「あしかがフラワーパーク」もおすすめだ。
新年の早春は、多くの花の名所をハシゴする旅も楽しそうだ。