新年に訪れたい!河津桜が美しい社寺まとめ
春が待ち遠しい。
新年が明けてもいないが、すでにそう思ってしまうのはこの厳しい寒さの所為だろうか。
冬の静けさの心が落ち着く感じも良いが、青空の下、桜や菜の花が一面に咲き誇る春爛漫な風景を早く観たいと願ってしまう。
春の花の代表といえば桜だろうか。
桜の花を観るとなんとなくほっとするような、温かな気持ちになるのは私だけではないはずだ。
そんな桜の中でもいち早く咲き、濃い桃色の花弁が美しい河津桜が咲く神社やお寺をご紹介したい。
川津来宮神社(杉桙別命神社)
例年1月下旬~2月にかけて開花する早咲きの桜として知られる河津桜。
その名所である静岡県河津町は河津桜の原木の発見地で、河津桜の開花期間中は町の至るところで河津桜を愛でることができる。町全体に咲く河津桜は8000本ともいわれ、特に河津川沿いの桜並木は息をのむ絶景だ。
河津桜の開花期間中に開催される祭りのメイン会場からは少し離れた場所に鎮座する川津来宮神社でも、河津桜を楽しむことができる。
川津来宮神社は平安時代の書物『延喜式』の中にも記される由緒ある神社である。
また川津来宮神社には「鳥精進酒精進」という風習が現在もなお受け継がれている。毎年12月18日~23日は鳥肉や卵を食べず、酒も飲まないというものだ。
これは御祭神の故事による風習だが、健康長寿や病気平癒の御利益だけではなく、禁酒祈願の御利益があるというのも興味深い。
【基本情報】
川津来宮神社
アクセス:
・お車でお越しの場合
東名高速「沼津IC」から国道414号経由約1時間30分(60km)
または新東名高速「長泉沼津IC」から国道414号経由約1時間30分(60km)
※河津桜観光交流館側からお入りください。
駐車場:有
・公共交通機関でお越しの場合
伊豆急行「河津駅」から徒歩約10分
東海バス修善寺駅行きで5分「来宮口バス停」下車、徒歩約3分
少林山達磨寺
関東にも河津桜の名所は存在するが、特に群馬県高崎市の少林山達磨寺の河津桜は必ず訪れたい。
ここでは河津桜とミモザの木が寄り添うように立っており、その共演を観ることができる。
少林山達磨寺は縁起だるま発祥の禅寺である。
訪れるときはいつも多くのだるまさんが所狭しと本堂に納められていて、とても印象的である。
写経や縁起だるまの絵付け体験をしながら、四季折々の美しい風景が広がる境内をゆっくりと散策するのもきっと特別な時間になるだろう。
【基本情報】
黄檗宗 少林山 達磨寺
住所:群馬県高崎市鼻高町296
アクセス:
・お車でお越しの場合
「高崎IC」より約25分
・電車でお越しの場合
「群馬八幡駅」下車、徒歩約15分
駐車場:有(無料) 大型バス駐車可能
拝観受付(寺務所・札場・達磨堂):9:00~17:00
祈祷受付:9:00~16:00
売店だるだる:10:00~16:00
だるま絵付け体験受付:10:00~15:40
少林山達磨寺公式サイト
少林山達磨寺公式Instagram
最後に
少し暖かくなったら春らしい風景を求めて、遠出をしてみるのも良いかもしれない。
まだ少し遠い春に思いを馳せて、駆け足で過ぎていく春に取り残されないように今から計画を立てるのも楽しいものだ。