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【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!

トリリンガルのトミ韓国語講師/YouTuber

みなさん、こんにちは~!

蒸し暑さを感じるようになってきましたね。

みなさんのお住まいの地域は、どんなお天気ですか?

真夏のような暑さになったかと思えば、雨で急に肌寒くなったり…

変わりやすいお天気のせいで、体調にも影響が出やすい時期ではありますが、体調管理に気をつけながら、元気に過ごしていきましょう!

それでは、今日も韓国ドラマの不思議を一緒に見ていきましょう^^

今回は、冠婚葬祭にまつわる不思議をピックアップしてみましたよ!

ひとつめは、お葬式に関するこんな不思議です!

「大声で泣くのは大事な仕事?!」

韓国ドラマのなかのお葬式のシーン、みなさん一度は見たことがあるのではないでしょうか?

もちろん、宗教による違いはありますが、日本のお葬式とはずいぶん形式が違います。

そんなお葬式のシーンで目につくのが、大声で泣いている人物です。

もちろん、お葬式ですから、泣いている人がいても不思議はありません。

日本人に比べると、韓国の人は喜怒哀楽をストレートに表すといいますから、なおのこと号泣している人がいたって、おかしくはありませんよね。

なおさら、家族や近しい人のお葬式なら、泣き崩れてしまうことだってあるかもしれません。

ただ、日本と違うところは、この「声をあげて泣く」という行為が、ひとつの儀式と考えられている点です。

韓国の葬儀において、声をあげて泣くことは「哭」と呼ばれ、死者への哀悼を捧げる重要な儀式として扱われているんですね。

そして、韓国には、この哭の儀式を行ってくれる専門の業者がいます。

それは「울녀(ウルニョ)」と呼ばれる人たちです。

「울녀(ウルニョ)」というのは、「泣き女」、「泣き屋」という意味です。

その名の通り、葬儀で遺族に代わって声をあげて泣いてくれる人たちです。

わざわざ泣く人を呼ばなくてもと思うかもしれませんが、韓国の葬儀は一般的に三日に渡って執り行われます。

これを「三日葬」というのですが、喪主をはじめとする遺族は三日間、葬儀場に寝泊まりしながら、ひっきりなしに訪れる弔問客をもてなすことになります。

大切な人を亡くしたばかりで、三日間も葬儀場に寝泊まりするというのは、精神的にも肉体的にも堪えます。

悲しみに暮れる暇もない、あるいは、もう涙も枯れ果てたという状況になることもあり得ますよね。

そんな遺族に代わって、哭の儀式をしてくれるのが「울녀(ウルニョ)」なんですね。

まさか、お葬式で泣いている人が専門の業者とは、日本人は思いもしませんよね!

「울녀(ウルニョ)」は、韓国ならではの存在ですね。

つづいては、結婚式に関する不思議です!

「結婚式には何を着ればいい?」

先ほどは葬儀に関する不思議でしたが、今度は結婚式の不思議ですよ。

韓国ドラマには結婚式のシーンも多く出てきますが、よく見てみると、なにか気づくことがありませんか?

そう!参列者の服装が、日本に比べるとかなりカジュアルなんです!

新郎新婦の家族は、さすがにかしこまったフォーマルな装いで参列しますが、その他の招待客の服装を見ていると、ほとんどの人がカジュアルな服装で参列しています。

日本の結婚式や披露宴でよく着られるようなパーティードレスやスーツ姿の人は、全然出てこないんですよね。

しかし、いくらカジュアルとはいえ、最低限守らなくてはならないマナーはあります。

日本と同じように、新婦のウェディングドレスとかぶる白い服、葬儀を連想させる黒い服、過度な露出の服は韓国でもマナー違反に当たります。

また、日本だと和装で参列する人もいますが、韓国の場合、韓服(チマチョゴリ)を着るのは、基本的に新郎新婦の母親や姉妹など親族だけです。

招待客として参列するときに着ることは、ほとんどありません。

それさえ気をつければ、カジュアルな服装でも問題ありませんよ。

ワンピースなどが定番ですが、たとえば、トップスはブラウスにジャケットを合わせ、ボトムスはミニスカートやショートパンツというコーデもOK!

男性だったら、シャツにジャケットを羽織るくらいのコーデでも充分です。

こういった、日本でいう「キレイめカジュアル」くらいの服装の人が多いんです。

主役である新郎新婦に目が行きがちですが、ドラマを見ているときに結婚式のシーンが出てきたら、参列者の服装にもちょっと注目してみてくださいね!

いかがでしたか?

今回は、韓国の冠婚葬祭に関する不思議をお届けしました!

普段、実際の韓国のお葬式や結婚式の様子を見るという機会は、滅多にないと思います。

でも、ドラマを見ていると、韓国の冠婚葬祭の雰囲気を垣間見れますよね。

ワンシーンのなかに感じるちょっとした疑問や不思議も、深掘りすることで、日本との違いや韓国の文化を詳しく知るきっかけになったりしますよ。

次回もまた一緒に、韓国ドラマの不思議を深掘りしていきましょう!

それでは、またお会いしましょう^^

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韓国語講師/YouTuber

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