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金泰均(元千葉ロッテ)が決勝打 4番のひと振りで最下位のハンファ連勝<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
4番の仕事を見せたキム・テギュン(写真:ハンファイーグルス)

26日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

ハンファ生命イーグルスパークのハンファイーグルス-KTウィズは、7-4でハンファが勝利。

ハンファは1-1で迎えた3回裏1死二、三塁で、4番キム・テギュン選手(元千葉ロッテ)がカウント2ボールからの3球目、真ん中高めのストレートを右方向に叩き、打球はライトの前へ。この当たりで二者が生還し、ハンファは3-1と勝ち越しに成功しました。

ハンファはこの回さらに3点を追加して6-1に。その後もリードを守って逃げ切っています。

今月12日にリーグワーストに並ぶ18連敗を記録したハンファは、現在も勝率2割台の最下位ですが、18連敗脱出以後は5勝7敗でこの日は約2週間ぶりの連勝を飾りました。

(関連記事:リーグ35年ぶりの18連敗。ハンファが球界創成期のワースト記録に並ぶ

◆「チ・ソンジュン(ロッテ)私生活のトラブルで無期限出場停止」

ロッテジャイアンツのチ・ソンジュン捕手に私生活でのトラブルが生じ、ロッテ球団は同選手を無期限出場停止処分としました。

チ・ソンジュン捕手は連絡を取り合っていた女性が、未成年と知りながら関わりを持っていたと、当事者とされる女性がSNSで明らかに。事態を重く見た球団は今回の処分を下すに至っています。

チ・ソンジュン捕手は昨オフにハンファからロッテに移籍。今季の1軍出場は3試合で、主にファームでマスクをかぶっていました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

LGツインズとの2軍戦に1番センターで先発出場し、6打数3安打2打点。打率を2割8分2厘に上げました。試合は11-2で勝利しています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇6月26日(金)の結果

・トゥサン 3- 9 NC(チャムシル)

 勝:カン ユング

 敗:パク チグク

・キウム 6- 8 KIA(コチョク)

 勝:ギャニオン

 敗:チョ ヨンゴン

・SK 7- 0 LG(インチョン)

 勝:イ ゴンウク

 敗:ケリー

・ハンファ 7- 4 KT(テジョン)

 勝:サーポルト

 敗:ソ ヒョンジュン

・ロッテ 4- 6 サムスン(プサン)

 勝:ウ ギュミン

 敗:パク チンヒョン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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