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育成から昇格し1ヶ月 大卒新人が19歳守護神撃ちで初の決勝打<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
チョン・ヒョンスン(写真:SSGランダーズ)

30日のKBOリーグはダブルヘッダー4カードを含む9試合が予定されるも、5試合が雨で中止。4試合が行われた。

トゥサンベアーズ-SSGランダーズ(チャムシル)は1-1で迎えた8回表、SSGが1死三塁のチャンスを作り、打席には9番チョン・ヒョンスン。

チョン・ヒョンスンはトゥサンの抑えキム・テクヨンに対しカウント1ボール2ストライクの4球目、中に入った153キロの直球をセンターに弾き返した。打球はセンターの前に落ちるヒットとなって三塁走者が生還。SSGは2-1と勝ち越しに成功した。

試合は3-1でSSGが勝利。チョン・ヒョンスンのタイムリーが決勝打となった。

◆「育成から昇格し初の決勝打」

自身初の決勝打を放ったチョン・ヒョンスンは大卒1年目。5月29日に育成から正式登録となり、この日が8試合目の出場だった。8回のタイムリーは昇格当日に初出場初スタメンで2安打して以来のヒット。自身2打点目となった。

一方、トゥサンの守護神キム・テクヨンは高卒1年目の19歳。速球を武器にシーズン途中から抑えを任され、36試合に登板し2勝6セーブを記録している。

映像:チョン・ヒョンスンの決勝適時打(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇6月30日(日)の結果

・トゥサン 1 - 3 SSG(チャムシル)

 勝:チョ ビョンヒョン

 敗:チェ ジガン

・KT 2 - 2 サムスン(スウォン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:

 敗:

・KT 2 - 1 サムスン(スウォン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:キム ミン

 敗:キム ジェユン

・KIA 中 止 キウム(クァンジュ)

 ダブルヘッダー第1試合

・KIA 中 止 キウム(クァンジュ)

 ダブルヘッダー第2試合

・ロッテ 中 止 ハンファ(プサン)

 ダブルヘッダー第1試合

・ロッテ 中 止 ハンファ(プサン)

 ダブルヘッダー第2試合

・NC 中 止 LG(チャンウォン)

 ダブルヘッダー第1試合

・NC 6 - 9 LG(チャンウォン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:チョン ウヨン

 敗:キム ジェヨル

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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