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5度目の先発も役割を果たした白川 6週間の期限を迎え今後の行方は?<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
6回途中5失点(自責3)の白川恵翔(写真:SSGランダーズ)

27日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

SSGランダーズ-KTウィズ(インチョン)はSSGの代替外国人選手、白川恵翔が5度目の先発マウンドに上がった。

白川は初回に2番カン・ベクホに20号2ラン、2回表には1番メル・ロハス・ジュニア(元阪神)のタイムリーで1点を喫するも、味方打線がすぐに反撃。3番チェ・ジョンが1回裏に犠飛、3回は適時二塁打、5回には20号ソロで3打点するなど、5回を終わってSSGが5-3とリードした。

しかし6回表、SSGはサードのチェ・ジョンのエラーをきっかけにピンチを招き、白川は6回1死一、二塁で降板した。試合は白川降板後にSSGのリリーフ陣が大量失点。SSGが8-16で敗れた。

この日の白川は、30代中盤の打者が5人並ぶKT打線と初対戦。5回1/3、88球を投げて、詰まりながら野手の前に落ちる当たりなどが続き被安打9。失点5(自責3)、5奪三振という内容だった。6回まで4度先頭打者に出塁を許すも、失点を最小限に食い止めた。

◆「来週で契約満了。白川のその後は?」

代替外国人選手の契約期間は6週間。SSGは来週までに故障から復帰のロエニス・エリアスと白川、どちらと契約を継続するかを決める必要がある。エリアスは6月20、26日にファームで登板。エリアスが復帰した場合、白川は自由契約となる。

エリアスは昨季8勝。経験を重視するならエリアスだ。一方でエリアスは8月で36歳。故障再発を考えると23歳の若い白川に分がある。また白川に複数のKBO球団が興味を示している点もSSGは注視している。SSGの決断によって、白川自身の選択肢も変わってくる。

SSGはこの日の白川の投球内容を踏まえ、エリアスと白川のどちらを選ぶか決断を下す。

(関連記事:ドラフト連続指名の四国IL・徳島から白川恵翔が韓国KBO入り 門倉健以来13年ぶりの日本人助っ人に

◇6月27日(木)の結果

・LG 1 - 2 サムスン(チャムシル)

 勝:イ スンヒョン#57

 敗:イ サンヨン

・キウム 9 - 7 NC(コチョク)

 勝:デ・ヘスス

 敗:シン ミンヒョク

・SSG 8 - 16 KT(インチョン)

 勝:ベンジャミン

 敗:コ ヒョジュン

・ハンファ 8 - 3 トゥサン(テジョン)

 勝:キム ギジュン

 敗:チェ ジュンホ

・ロッテ 11 - 2 KIA(プサン)

 勝:パク セウン

 敗:ユン ヨンチョル

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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