42歳が1試合に6打点を挙げる。それよりも高齢で記録したのは…
4月9日、ネルソン・クルーズ(サンディエゴ・パドレス)は、「4番・DH」として出場し、6打点を挙げた。その内訳は、2打席目のホームランで3打点、3打席目の二塁打で1打点、4打席目のシングル・ヒットで2打点だ。
42歳のクルーズは、アルバート・プーホルスの引退により、今シーズンから現役最年長の野手となった。投手を含めても、クルーズより高齢の選手は、リッチ・ヒル(ピッツバーグ・パイレーツ)しかいない。
この3人は、いずれも1980年に生まれた。誕生日は、プーホルスが1月16日、ヒルが3月11日、クルーズは7月1日だ。今シーズンの試合に出場している40代の選手は、今のところ、ヒルとクルーズだけ。3番目に高齢のミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)は、今月18日に40歳となる。【追記:4/12】40歳のジャスティン・バーランダー(メッツ)は、開幕から故障者リストに入っている。今月中に復帰できるかどうか、といったところだろう。
ベースボール・リファレンスによると、1901年以降のナ・リーグとア・リーグにおいて、1試合に6打点以上を挙げた42歳以上の選手は、延べ5人目。クルーズの42歳282日は、カールトン・フィスクの43歳281日(1991年10月3日)とバリー・ボンズの42歳360日(2007年7月19日)に次ぎ、3番目の高齢だという。
4番目と5番目は、ボンズの42歳60日(2006年9月22日)とドク・クレイマーの42歳4日(1947年7月26日)だ。
クルーズは、6月27日以降に1試合6打点以上を記録すると、ボンズの42歳360日を上回る。
ここまでは、先発出場4試合と代打出場1試合で、打率.350(20打数7安打)と出塁率.381。長打は、ホームランと二塁打が2本ずつだ。DHとして、37歳のマット・カーペンターと併用されていて、連続の出場はない。
また、クルーズの通算461本塁打は、ドミニカ共和国で生まれた選手の6位に位置する。703本塁打のプーホルスを筆頭に、トップ4は500本塁打を超えている――サミー・ソーサが609本塁打、マニー・ラミレスが555本塁打、デビッド・オティーズは541本塁打――が、クルーズはあと16本のホームランを打つと、5位のエイドリアン・ベルトレーに並ぶ。