浜川崎駅で「鶴見線から南武線」へは「改札外乗り換え必須」 大晦日は大回り挑戦者が行列を成す!?
筆者は、この年末年始、年越し大回り乗車(「年越し大回り」150円で首都圏JR線の1035.4kmを33時間で制覇! 今年も挑戦者は現れるか?)に挑戦し、常磐線の北小金―馬橋間1035.4kmを、途中の外房線での線路内倒竹のトラブルにより35時間かけて走破した。
この年越し大回り乗車では、12月31日夜には、首都圏の秘境路線とされる鶴見線と南武線浜川崎支線にも乗車した。鶴見駅には、大船駅から乗車した京浜東北・根岸線の電車で到着した。鶴見駅では、鶴見駅名物であった鶴見線への乗り換え用の中間改札が2022年に撤去されていたことは、記事(鶴見線乗り換え時に発見! 鶴見駅名物の「中間改札」が無くなっていた!? ホームへの出入りは自由に)でも触れている。そして、19時25分発の鶴見線扇町行へと乗り換えて、浜川崎駅には19時38分に到着した。
浜川崎駅からは、6分で19時44分発の尻手行に接続する。浜川崎駅での乗り換えについては、鶴見線と南武線浜川崎支線で乗り場が分かれていることから、道路を挟んでの改札外乗り換えとなるが、改札口には簡易型のICカードリーダーが備え付けられているだけのため、きっぷを持った大回り乗車挑戦者は、そのまま改札を素通りして乗り換えができる。鶴見線で浜川崎駅に到着すると年越し大回り乗車挑戦者と思われる乗客が50名ほど下車し、行列を成して南武線のホームへと向かった。
鶴見線の電車は、昨年2024年3月のダイヤ改正でそれまで使用されていた4扉の205系電車3両編成が完全引退し3扉のE131系3両編成に置き換えられたが、南武線浜川崎支線については、2023年9月から新潟地区から転入したE127系2両編成が205系2両編成を置き換えている。なお、南武線浜川崎支線で運行されていた205系のうち1編成は予備車として存置されており、E127系が検査などの際に運行されることがあることから、日によっては3扉と4扉の電車が混在する珍しい運行形態となっている。
今回の年越し大回りでは、筆者は南武線浜川崎支線ではE127系の方にあたったが、ロングシート2両編成の車内は、年越し大回り挑戦者ですぐに座席が埋まり、尻手駅までのわずか8分間の短い時間ではあるが、ここでも世代交代した新型車両を堪能することができた。
(了)