核兵器保有の「敷居」に立ったイラン(1)
最近の中東では不思議な事が良く起こるようになった。2020年の秋にアラブ首長国連邦とバーレーンがイスラエルと国交を樹立した。いずれも、これまでイスラエルを無視してきたアラブ人の国家である。またサウジアラビアとイスラエルの接近が伝えられた。そして、最近では中国の仲介による同国のイランとの国交回復への動きが進んだ。しかもアメリカとイランの間で、後者の核問題についての、暫定的な合意が近いとの報道もある。戦争やクーデターばかり起こっていた中東で、突然に和解とか合意とかが続発している。不思議な風景である。一体全体、この地域で何が起こっているのか。
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