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核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(5)-テヘランからの提案

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

アフガニスタンのターレバン政権を倒したブッシュが次の目標としたのは、イラクのフセイン体制であった。ところが対イラク戦争への途上にあった2002年にモジャへディーネ・ハルクが、イランが秘密裏に核開発を進めているとして、その証拠写真を公表した。この組織は、かつては反国王運動でかなりの支持を集めたのだが、革命後にイランでの権力闘争に敗れイラクに亡命してフセイン政権の保護を受けていた。イラン・イラク戦争では、イラク側に立って戦った。その結果、イラン国内での支持基盤は消滅したと見られていた。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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