核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(7)-ロー「ハニー」
両者が本当に対話できる雰囲気が出てきたのは、2013年のイランの大統領選挙でローハ二が当選してからである。ローハ二には「保守改革派」とのラベルが貼られている。体制内部から出てきた人物である。それまでのアフマドネジャド大統領の強硬なイメージを一変させた甘い笑顔のローハ二の世界へのメッセージは、「イランはまともな国である」であった。つまり核開発を軍事転用して世界を脅かすような存在ではないとの訴えであった。まさにロー「ハニー」で蜂蜜のように内外の人々の心をとらえた。
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