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核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(6)-オバマ

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

次のイラン・アメリカ関係の節目は、アメリカでの新しい大統領の誕生であった。2008年の選挙で当選したオバマは翌2009年1月の就任演説で「もし、握りしめた拳を開くなら、対話の手を差し伸べようと」呼びかけた。そしてイラン暦の新年にあたる3月の春分の日には、ビデオ・メッセージをネットに載せてイラン国民に直接に語りかけた。オバマの言葉にはペルシア語の翻訳が添えられていた。そして最後は拙いながらもペルシア語で「新年おめでとう」とのあいさつでオバマはメッセージを結んだ。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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