核合意への道/イラン・アメリカ関係の軌跡(6)-オバマ
次のイラン・アメリカ関係の節目は、アメリカでの新しい大統領の誕生であった。2008年の選挙で当選したオバマは翌2009年1月の就任演説で「もし、握りしめた拳を開くなら、対話の手を差し伸べようと」呼びかけた。そしてイラン暦の新年にあたる3月の春分の日には、ビデオ・メッセージをネットに載せてイラン国民に直接に語りかけた。オバマの言葉にはペルシア語の翻訳が添えられていた。そして最後は拙いながらもペルシア語で「新年おめでとう」とのあいさつでオバマはメッセージを結んだ。
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