偉人の名言から学ぶ英語表現。人を動かす方法がわかる、トルストイの言葉「皆世界を変えたいとは思うが…
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はレフ・トルストイの名言をご紹介します。レフ・トルストイ(1828~1910年)は『戦争と平和』などの作品で知られるロシアの作家です。
今回は人を動かす方法がわかるトルストイの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
偉人の名言から学ぶ英語表現。人を動かす方法がわかる、トルストイの言葉「皆世界を変えたいとは思うが…
「皆世界を変えたいとは思うが、自分を変えようとは思わない」
レフ・トルストイ(ロシアの作家)
私の母はマイナス思考の人なのですね。物事をネガティブに捉えることが多いのですね。私はどちらかというとプラス思考なタイプなのですが、最近ふと思ったのが、もしかすると母のネガティブな性格というのは自分にも原因があるのかもしれないなと。
マイナス思考になってしまうのは、自分に自信がないからなのではないかなと。
人に褒められたら、嬉しいですよね。「あなたはとても心の優しい人です」とか「あなたは人とは違う感性を持っています」とか、自信になりますよね。
母は「ありがとう」をよく言う人なのですね。小さなことに対しても「ありがとう」をよく言うのですね。私は10代の頃なかなか「ありがとう」が言えなかったのですね。恥ずかしさもあって。そうすると、言われっぱなしになるのですよね。母はたくさん「ありがとう」を言う。自分は母にいろいろしてもらっているのに、「ありがとう」を言わない。それは申し訳ないなと。そこから少しずつ「ありがとう」が言えるようになっていったのですね。
母は私に「ありがとう」を言わせようと思って、「ありがとう」をたくさん言っていたわけではないと思うのですが、結果として、母の行動が自分を変えたと。
その時に「あなたももっと『ありがとう』を言いなさい」とか言われていたら、「ありがとう」が言える人にはなっていなかったのではないかなと。
自分の家族や友人を見て「この人こういうところ好きじゃないな」とか、そういうところがあったら、もしかするとその原因は自分にもあるのかもしれない。
相手に笑顔が足りないなら、自分にも笑顔が足りていないのではないか。相手に自信が足りないなら、相手が自信を持てるようなことをしてみる。
人を変えるよりも、自分を変える。
人間関係に悩んでいる人へ。「自分らしさ」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はレフ・トルストイの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『トルストイの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、トルストイの名言を8句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「自分らしく」に関する名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、「自分らしさ」に関する世界の偉人たちの名言を12句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「自分らしさ」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「自分らしく生きることは、人生における最大の特権である」
ジョーゼフ・キャンベル(アメリカの神話学者)
「自分らしくいようと決めたとき、美しさは始まる」
ココ・シャネル(フランスのファッションデザイナー)
「自分自身を知って、それを意図的にやりなさい」
ドリー・パートン(アメリカのシンガーソングライター・女優)
お読みいただき、ありがとうございました!