ツイッターがトランプ氏のアカウント凍結、「違反が続けば永久停止も」
米ツイッターは1月6日、米大統領選の結果に関する誤った主張を繰り返したとして、トランプ氏のアカウントを一時的に凍結(ロック)した。
同社の公式アカウントで「首都ワシントンで前例のない暴力的状況が続いていることを受け、繰り返される重大な規約違反の投稿3件を削除するよう要求した」と述べた。
問題の投稿を削除すれば12時間後に解除するが、削除しない場合は凍結したままだという。さらに「将来にわたり違反が続けば、永久停止の対象になる」と警告した。
米フェイスブックもトランプ氏のアカウントをロックすると明らかにした。「トランプ大統領のページに2つの規約違反があると判断した。この結果、24時間機能が凍結される。この間トランプ氏は当社のプラットフォームに投稿できない」と述べた。
一方、米CNBCは、ツイッターが問題とされるトランプ氏の投稿3件をすでに削除したと報じている。そのうち1件は米議会上下両院の合同会議が開かれた連邦議会議事堂に集まった同氏の支持者らによる暴動に関する動画だった。
トランプ氏は支持者に暴動をやめるよう呼びかけたものの、大統領選には不正があったとの主張を繰り返したという。
ツイッターはこれまで、公職に就く人やその候補者の規約違反の投稿について、たとえ問題があったとしても、「投稿には公共性もある」として削除せず、注意喚起の文章とともに閲覧できるようにしていた。
著作権侵害を理由に削除したことはあるものの、それ以外の理由で同氏の投稿を削除したのは今回が初めてだという。