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【宮城県 東松島市】芸術の秋到来「室浜海岸」で自然の造形作品を見にいこう!

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)


明日からやっと9月に突入し、夏の暑さともお別れを告げる時がやっときた!万歳。と、感じつつも、どうやら週間天気予報を見る限りでは、また30度前後の気温になる日もある様子。
東松島市、松島町と最近は気温がグッと下がり、「あら、長袖どご行ったべ」と、衣替えするかと腰を上げている方もいらっしゃるのでは無いかと思います。筆者はそれです。

▲ 昨年の9月下旬のコスモス。オレンジ色の品種をいたるところで見かけたのが非常に印象的。黄色がこれまた、かわいい。
▲ 昨年の9月下旬のコスモス。オレンジ色の品種をいたるところで見かけたのが非常に印象的。黄色がこれまた、かわいい。

さて、また気温が上がるにしても、時はどんどん流れて行き、季節は確実に9月、10月と、秋へと移り変わって行きます。筆者が感じている日本の良き文化として、秋は「食欲の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」などなど、'なんとかの秋'という言葉表現の存在。
他の季節にも、いわゆる、「なんとかのなになに」という要素は考えつくはずなのに、秋は人々によってヨイショと持ち上げられています。

ということで、今回はその中の一つ「芸術の秋」を感じられる近場でおすすめの場所を、改めて皆さんに共有していきます。(既にご存じの場所が多いかとは思いますが「んで、久しぶりに行ってみっか。」と、いう気持ちになってもらえることを懇願しております。)

▲ 美しいブルーグリーンの海はたっぷりとした印象で、浜辺から程遠くない距離で「どぷんっ!」と急に深くなりそうな気配
▲ 美しいブルーグリーンの海はたっぷりとした印象で、浜辺から程遠くない距離で「どぷんっ!」と急に深くなりそうな気配

今回の「芸術の秋」おすすめの場所は、東松島市宮戸にある「室浜海岸(むろはま かいがん)」です。「室浜海岸」は、野蒜海岸沿いの奥松島パークラインを、道なりに突き進んだ先にある海岸です。※途中いくつか分岐点がありますが、いたるところに案内板が設置されてありますので確認することが出来ます。

▲ 触り心地もサラッとしてるのかと思いきや、やや硬め。小さな貝殻屑が混ざり合い、砂絵のキャンバスのよう。
▲ 触り心地もサラッとしてるのかと思いきや、やや硬め。小さな貝殻屑が混ざり合い、砂絵のキャンバスのよう。

「室浜海岸」の見どころは、まず、濃い青緑色の美しい海の色と、白い砂浜。
以前ご紹介した「野蒜海岸」は、やや黒めの砂浜でしたが、ここの砂はちょっと違い白く粒が大きめなので、よく晴れた日には太陽の光が砂に反射し、とても魅力的です。

▲ まるで人の横顔の様な自然造形物は、滑らかな曲線を描いているので一見柔らかそうに見えてしまう
▲ まるで人の横顔の様な自然造形物は、滑らかな曲線を描いているので一見柔らかそうに見えてしまう

そして、なんといってもこの自然が造り上げた立体作品。
浜辺の端の方や、海の中にいくつかの立体造形物(岩)が、存在感を放って佇んでいます。
写真で見ると小さく見えてしまいがちですが、実際は、かなりの迫力があるため、最初は圧倒されてなかなか近づけないかもしれませんが、是非、引き潮のタイミングで近づき、実際に手で触れて、そして造形美を堪能してほしいポイントです。

※満潮時などは潮の流れや、深さも変化するため危険な場合があります。十分に潮の状況を確認した上で、お楽しみ下さい。尚、お子様とご一緒の場合は手を離さぬようご注意下さい。

▲ メインの造形作品は、やはりこの中央のどっしり構えている大きな岩。見る角度によって形が変わるところも魅力の一つ!
▲ メインの造形作品は、やはりこの中央のどっしり構えている大きな岩。見る角度によって形が変わるところも魅力の一つ!

そして、上記写真の見事なグラデーションの作品(岩)は、多くの人間たちを魅了して止まない。
見つめる角度によって、全く違う表情を見せてくれるので、四方八方から筆者は駆け回って夢中で撮影をしていました。(上記写真のこの一枚が、一番美しい表情と感じたので、今回これを採用しました。皆さんも是非!)

今回、ご紹介した「芸術の秋」おすすめの場所、東松島市宮戸にある「室浜海岸(むろはま かいがん)」。既に、昔訪れたことがある方も、是非もう一度、芸術の秋に自然が造り出した立体作品を堪能してみて下さい。


名称:室浜海岸(むろはま かいがん)
住所:宮城県東松島市宮戸室浜46
※徒歩の方は最寄駅「JR野蒜駅」または「JR東名駅」からタクシーで約25分
※車の方は、野蒜海岸沿いの奥松島パークラインを道なりに直進 ※途中分岐点有り (野蒜海岸から約15分)

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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