ザックジャパンはスペインの歩んだ道に倣え
大久保。サプライズ騒動は好ましい出来事ではないし、遅すぎる選出にも大問題と言いたくないが、チームにいないよりはいた方がはるかにいい選手だ。無理しても、先発で使えとさえ言いたくなる。日本代表のスタメン候補の中に、いま上り調子にある選手がきわめて少ないからだ。
長友5.5、吉田4、今野5.5、内田4、長谷部4、遠藤5、本田4.5、香川5、岡崎7.5、柿谷5(大迫6.5)
以上は、GKを除いた従来のスタメン候補の現在の調子、あるいは全盛時と比べた状態を、独自に10段階評価したものだが、6以上(上り調子)を示す選手は岡崎と大迫ぐらいしかいない。サブを眺めても酒井高を除けば、ほとんどが5.5以下になる。
長友、遠藤、本田の3人は、4年前に比べて、プレイのレベルが落ちているし、もう一人の実力者である香川も、空回りした状態にある。長谷部、吉田、内田に至っては、使える目処すら立っていない。
6.5から7の状態にある大久保は、そうした意味で貴重な存在なのだ。ブンデスリーガで15ゴールを挙げ、ランキング7位タイになった岡崎とともに、試合の頭から、チームを引っ張る存在である必要がある。
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