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【土浦市】噂のあさりカレーを食べに行ったらキーマカレーも絶品だった!元あんこ屋さんであずきラテも絶品

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

「シャムロックカフェであさりカレーを食べてきました」。SNSで偶然見かけたこの情報。え、カレーにあさり? あさりってあの貝のこと?それとも「あっさり」の見間違い? 気になりすぎて行ってきました、「シャムロックカフェ」。あさりカレーだけでなく、気になるメニューがたくさん! お店の雰囲気も好きすぎて今では週一ペースで通ってます。

温かな雰囲気とおしゃれなセンスが調和したロッジ風の一軒家カフェ

土浦駅から車で約10分。土浦学園線を走り、田中町の信号を右方向へ。道なりに3分ほど進んだところにクローバーのマークの看板が現れます。道沿い左側にあるその看板の先にあるのが「Shamrock café(以降、シャムロックカフェ)」。ロッジ風でどこか懐かしい趣のある一軒家カフェです。

広々とした空間には飲食スペースだけでなく販売スペースも!

石造りの階段を上がって店内へ。写真の右奥に飲食スペースがあって、入り口付近は雑貨などを購入できる販売スペースになっています。素敵な陶器やコーヒーを頼むとお茶請けでついてくる「ル トレッフル」の焼菓子やアイシングクッキーなども取り扱っています。

桜川沿いの眺めが楽しめる心地良い雰囲気の飲食スペース

先に言っておきますね、ここ軽井沢じゃないですよ、土浦ですよ。

高原リゾートのような雰囲気が漂っていますが、土浦駅から車で10分のところにあるカフェですから!

と、自分にも言い聞かせないと、土浦にいることを忘れてしまいそうになります。

大きな窓から桜川の土手沿いに広がる自然が楽しめる飲食スペースは、開放的な雰囲気。窓からの眺めを楽しめるカウンター席や広々としたテーブル席もあります。

カウンター席の目の前にある大木は桜です。見ごろの季節ともなると辺り一帯が淡いピンク色に染まってとっても幻想的です。

入口付近のソファ席やテーブル席でも飲食が可能です

入口から向かって右側にも飲食可能なスペースがあります。ゆったりと寛げるソファ席はテーブルの高さが低めなので食事よりもお茶を楽しむ時の利用にもおすすめです。

ソファ席の手前には雰囲気のある自転車やなにやら気になる棚が…。

棚にはなぜかヘルメットの型がたくさん。「シャムロックカフェ」のお隣には「シャムロック」というバイクショップがあって、カフェもバイクショップも同じオーナーの小野さんが運営しています。

よく見ると店内にはバイクのパーツがちょこちょこと置いてあってギャラリーに展示されている作品のように楽しむことができます。

みょうがやあさりが乗った人気の「あさりカレー」

お待たせいたしました、いよいよ「シャムロックカフェ」の人気メニューのご紹介です。まずは気になっていた「あさりカレー」(1078円)です。

カレーの上にあさりが乗っているからあさりカレーなのではなく、ルーにもしっかりとあさりの滋味が行き届いています。

あさりを水煮したあと、ローリエやコリアンダーリーフ、ターメリックなどのスパイスで作るカレーと一緒にあさりも煮込むことでダシが出て風味豊かな味わいが完成します。

スパイシーなのに和テイストだからご飯との相性ぴったり。

みょうががアクセントになってますます食が進みます。

長ねぎと梅干入り? 期間限定のスパイスカレーもお見逃しなく!

「シャムロックカフェ」のカレーは、あさりカレーのほかに、きのこカレー、ミートボールカレー、チキンカレーの定番メニューに加えて、期間限定メニューもあります。

現在楽しめる期間限定メニューは「ごまチキンと長ねぎ梅干カレー」(ドリンク付き1518円)です。

長ネギや長芋、みょうがに梅干、刻みのりなど、カレーのルーが隠れてしまうほどにどっさりとトッピングされています。

味わってみると、のりの風味が口の中に広がり、ネギの旨み、長芋のしゃきしゃき感、刻んだ梅干の酸味と次々に味覚が変わってとっても楽しくて美味。

「定番メニューに加えてほしい」という声が多く、期間延長が決定! 現在の予定では5月中はこのメニューを楽しむことができるそうです。

副菜も豊富!具だくさんのキーマカレーも人気です

「シャムロックカフェ」では、ひき肉を使って作るキーマカレーも看板メニューです。

先に紹介したカレー同様に、副菜たっぷりのカレーが楽しめます。

キーマカレーで一番人気があるというチキンキーマ(1078円)です。

ひき肉のボリュームがたっぷりなのが見えますでしょうか。

上に乗った目玉焼きは白身はカリカリ、黄身は半熟でとろーり。

黄味を崩してチキンキーマとご飯と合わせて食べるともう幸せの頂点です。

チキンキーマ以外にも、ショウガキーマやかつお節、ネギ、ゴマの入った和風キーマ、レモンキーマなどもあります。

あんこ屋さん時代の名残を感じさせるドリンクメニューもお試しあれ!

ドリンクメニューも豊富ですが、中でも「シャムロックカフェ」といえばピンクの枠で囲んだ3つのメニュー。あんこやあずきたっぷりのドリンクメニューです。

土浦市佐野子に「シャムロックカフェ」がオープンしたのが2019年のこと。それまでは桜町一丁目で「あんこや小野」さんとして和菓子屋への卸や地元の人たちへの小売りなどを行っていました。

上の写真は、桜町にお店を構えていた頃の入口だそうです。

昭和25年(1950年)創業と歴史は古く、ご主人が2代目を受け継いで自身のお店の「シャムロックカフェ」だけになりますが、現在もあんを炊いています。

一番人気がある「あんコーヒー」(550円)は、あんことコーヒーが違う器で提供され、コーヒーを飲んだらあんこをひと口というように交互に味わうことでおいしさが引き立ちます。

「シャムロックカフェ」のあんこは、一般的なあんこよりも糖度が低く、不思議とコーヒーと合うんです。

あんこに苦手意識のあったスタッフさんがあんコーヒーを飲んで、大好きになったそう。もし同じように「あんこはちょっと・・・」という方もぜひ一度試してみてほしいです。

ミルクと粒あんハーモニーがたまらない「あずきラテ」

私のおすすめは「あずきラテ」(550円)。

あずきの中でも粒が大きくて高級な品種で知られる大納言がのったラテはまさに「飲むスイーツ」。

飲み進めるごとに楽しい発見があります。

底の方にはたっぷりの粒あんが隠れています。

ぜんざいのようでいて甘さ抑えめなのですっきりと味わえます。

「シャムロックカフェ」のあんこの魅力にハマったら、ぜひあんみつやぜんざい、パフェなどの和スイーツも試してみてください。

新メニューのみるく白玉ぜんざい(もなか付)は私もまだ試していないので次回挑戦したいと思っています。

「夏に向けて新メニュー作りも頑張っています!」

メニューのレシピや料理作りも担っているのが、店長の小野記世子(おのきよこ)さんです。

「シャムロックカフェのカレーは、“ジャパニーズスパイスカレー”。インド風でも東南アジア風でもなく、毎日食べても飽きないような和テイストに仕上げています。」と、記世子さん。

また、みずみずしい野菜たちは、「シャムロックファーム」で収穫したもの。無農薬、無添加にこだわっていて、さらに季節感も大切にしています。

「これからの季節は夏野菜がたくさん実るので季節限定カレーも考案中です」

入口にはこんなかわいいキャッチフレーズが。

こちらは衣采夏(いさな)ちゃんによるもので、アイルランド語で三つ葉(クローバー)を意味する「シャムロック」の折り紙も衣采夏ちゃん作です。

おしゃれな空間でありながら、アットホームな雰囲気がまたいいんです、「シャムロックカフェ」は。

できたら毎日でも通いたくなるような心地良い雰囲気で、おいしいメニューがたくさんです。

非日常の雰囲気に浸りたいときにもぜひ。

<店舗情報>

Shamrock cafe(シャムロックカフェ)

住所:茨城県土浦市佐野子1226 MAP

電話番号:029-886-4669

営業時間:水~日曜11:00~17:00

定休日:月・火曜(不定休あり)

駐車場:あり(無料)場所

ホームページ:https://shamrock-cafe.com/

Instagram:shamrockcafe.ibaraki

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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