「Le trefle（以降、ル トレッフル）」のお菓子を見たときに、真っ先に脳裏に浮かんだのが、ある漫画の中のキャッチコピー。「かわいいは、正義！」。パステルカラーの色合いにも、お菓子に書かれた絵にもうっとりしちゃいます。

土浦の人気カフェ「Shamrock Cafe」にて販売スタート

スイーツ大好きな知人からとっても素敵な焼き菓子を販売していると聞いてやってきたのが土浦市佐野子にある「Shamrock Cafe（以降、シャムロックカフェ）」。オリジナルスパイスを使ったカレーが人気のカフェです。

「シャムロックカフェ」の入口付近は雑貨などの販売スペースになっていて、今回のお目当てである「ル トレッフル」のお菓子も購入することができます。

取材でお邪魔したその日は「シャムロックカフェ」に焼いたクッキーを納める日。月に1～2回、「ル トレッフル」の店主であり、アイシングクッキー作家でもある城戸敦子さんが直接お店に赴いてお菓子を並べます。

城戸さんが納めているのは、アイシングクッキーというお菓子で、粉糖と卵白を混ぜてつくったクリームでクッキーの表面をデコレーションしたもの。

普通の焼き菓子と違って1枚1枚に絵を描いていくため大量生産が難しいのですが、どれひとつとして同じものが存在しないので特別感が味わえます。

4月1日に納められたアイシングクッキーは3型5種類。春を感じさせる淡い色彩と絵柄に胸がときめきます。

アイシングクッキーの隣にある焼き菓子は、「シャムロックカフェ」でコーヒーやチャイを注文するお茶請けとしてついてくる焼き菓子と同じもの。

オンラインストアでも「クッキーセット」として詰め合わせで販売している人気のお菓子を単品で購入することができるのも魅力です。

お母様が営んでいたパン屋を工房につくる「ル トレッフル」の焼き菓子

フランス語でクローバーを意味する「ル トレッフル」。「三つ葉の中から四つ葉を見つけた時に感じる幸せな気持ち。お菓子を味わうことでそんな発見のワクワク感や幸福感をお届けできたら」。「ル トレッフル」の名に城戸敦子さんが込めたのはそんな想いでした。

「ル トレッフル」の工房はつくば市にあります。城戸さんのお母様がパン屋を営んでいた場所を工房として活用していて、現在つくっているお菓子も十分かわいらしく、美味しいのですが「もっとかわいく、もっと美味しく」と、日夜奮闘しています。

季節ごとの絵柄がかわいい、「ル トレッフル」のアイシングクッキー

「ル トレッフル」のアイシングクッキーは、季節のお花や行事などをモチーフにすることが多く、その時期にしか出合うことのできない一期一会の楽しみもあります。

4月1日に「シャムロックカフェ」に届けられたアイシングクッキーの中でもひときわ華やかだったのがこの桜モチーフのクッキー（1袋3個入り320円）。こうしてお皿に並べると桜が舞い降りているような美しさが感じられます。

ぽてっとしたフォルムがかわいいティーポット＆カップのアイシングクッキー（各650円）。大きめで食べ応えもあります。

城戸さんは、JSAアイシングクッキー認定講師（日本サロネーゼ協会）でもあり、アイシングクッキーの販売だけでなく教室も開催しています。

毎週火曜日につくば市で行っているレッスンは、基本が学べるレッスン（4500円＋税）と季節柄を描くことのできるレッスン（3500円＋税）とがあります。4月の季節のレッスンのお題は鯉のぼり。こんなにかわいらしいアイシングクッキーが自分で作ることができるんです。

贈り物にぴったり！オーダーメイドのアイシングクッキー

「ル トレッフル」のアイシングクッキーをオーダーメイドでお願いすることもできます。価格は2500円～。細かさや大きさなどによっても異なりますので、城戸さんに予算なども相談しながら世界でひとつだけの贈り物に。

100歳の誕生日のお祝いにというオーダーでつくったアイシングクッキーは、おめでたい雰囲気いっぱい！

こちらは七五三のお祝いにというご相談を受けてつくったアイシングクッキー。ピンクベースでとっても愛らしく、食べるのが惜しくなるほどのクオリティです。

これは私の主観なのですが、これまでに結婚式のプチギフトなどでアイシングクッキーをいただいたことがあるのですが「とってもかわいいけれど、味はイマイチ」というイメージが強くてあまり好きではなかったのです。が、「ル トレッフル」のアイシングクッキーは、固すぎる、甘すぎるというネガティブなイメージを払しょくさせてくれました。

見ていてかわいくて、食べてもおいしいのです。

城戸さんがつくる焼き菓子を土浦で購入できるのは「シャムロックカフェ」だけになります。

ぜひ一度店頭を覗いて、そのかわいらしさに悶えてください！