ゴールデンウィーク終盤は北海道でも夏日
ゴールデンウィーク終盤
ゴールデンウィークも残り3日となりました。
大きな高気圧で覆われ、南から暖気が入ってくるため、全国的に晴れて気温が高く、特に沿海州に南下してくる発達した低気圧により、強い南寄りの風が吹き込む北海道では気温が大きく上昇しそうです(図1)。
九州では、最高気温が30度以上となる真夏日の予想がでていますし、北海道でも、最高気温が25度以上の夏日となる予想がでています。
全国で気温を観測しているアメダス観測所は926か所ありますが、5月3日は約4分の1の209地点で夏日となりました。
そして、5月4日、5月5日とさらに夏日が増えそうです(図2)。
ただ、暑いことは暑いのですが、湿度が低く蒸し暑さを感じさせない暑さです。
心地よくて長時間にわたり屋外ですごしがちになりますが、紫外線はすでに強まっていますので、思わぬ量の紫外線を浴びることになります。
真夏のような暑さではなくても、体が慣れていないことを考慮した暑さ対策や、紫外線対策が必要なゴールデンウィーク終盤です。
札幌と東京の気温
平成最後の4月から令和最初の5月までの最高気温と最低気温を札幌と東京で比較してみました。
札幌では、4月26日頃に平成最後の寒波が流入して気温が下がったほかは、気温が高い日が続きました(図3)。
東京でも、4月26日ころに平成最後の寒波が流入して気温が下がったほかは、気温が高い日が続きました(図4)。
連休明けは寒気南下
図1に沿海州に南下してくる低気圧の後面には強い寒気を伴っています。
この寒気が連休明けの7日に日本上空に入ってきます(図5)。
北海道上空約5500メートルで氷点下30度というのは、この時期としては強い寒気です。
大気が不安定となり、積乱雲が発達しやすくなりますので、晴れていてもにわか雨には注意が必要です。
図1の出典:気象庁ホームページ。
図2の出典:ウェザーマップ資料をもとに著者作成。
図3、図4の出典:気象庁資料、ウェザーマップ資料をもとに著者作成。
図5の出典:ウェザーマップ提供。