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日帰りも可!「ソロ温泉」で訪ねたい東京周辺の温泉地5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

なにかと忙しくなる師走の時期は、ゆっくり旅行するのも難しい。だが、いろいろと余裕のない時期だからこそ、温泉に入って英気を養い、年末までラストスパートをかけたい。

宿泊は難しくても、「日帰りなら時間をつくれる」という人も多いはず。

そこで、今回は東京に絞って、約2時間で到着できる温泉地を紹介する。自然豊かな温泉地までは、移動に時間がかかるというイメージもあるが、いったん電車に乗り込んでしまえば、案外近いものだ。

なお、「約2時間」はあくまでも目安。出発地や乗換待ちなどの時間は厳密に考慮していないので大目に見ていただきたい。

伊東温泉(静岡県)

東京駅から特急で約105分。全国屈指の源泉湧出量を誇る東伊豆の名湯。熱海や箱根は観光客が多く、ソロ旅は肩身が狭いので、伊東まで足を延ばしたい。源泉かけ流しの宿も多く、共同浴場の湯めぐりも楽しい。東海館をはじめ文化的な観光スポットや飲食店が多いのも魅力である。

飯坂温泉(福島県)

東京駅から福島駅まで新幹線で100分。飯坂電車に乗り換えて約20分。飯坂温泉の終点に温泉街が広がる。鯖湖湯をはじめ共同浴場が充実しているのが魅力で、共同浴場をいくつか巡りながら、温泉街を散策するもの楽しい。

越後湯沢温泉(新潟県)

東京駅から新幹線で約70分。新幹線に乗り込んで駅弁でも食べていたら、すぐに到着する距離。しかも、駅を降りたら徒歩圏内に温泉宿が点在する。越後湯沢駅構内や駅前には飲食店が並び、一人でも気軽に食事ができる。酒呑みなら駅構内にあるぽんしゅ館で、地酒の飲み比べがおすすめ。温泉は共同浴場「山の湯」がかけ流しで、本来の越後湯沢の源泉を堪能できる。

箱根温泉郷(神奈川県)

新宿駅から箱根湯本駅まで特急で約95分。広範囲に温泉地が点在し、それぞれ源泉や観光スポットなど個性豊か。ひとり旅なら気楽に入浴できる共同浴場がおすすめ。箱根湯本の「弥坂湯」や宮ノ下の「太閤湯」などは源泉かけ流しの湯を堪能することができる。

下諏訪・上諏訪温泉(長野県)

新宿駅から上諏訪駅まで特急で約130分。少々時間はオーバーするが、特急を使えば乗り換えなしで到着する。諏訪湖のほとりには湖を望む宿が並ぶ「上諏訪温泉」と、昔ながらの宿場町風情を残す「下諏訪温泉」がある。源泉が豊富で共同浴場が多いのも魅力。パワースポットとされる神社仏閣を散策するのも楽しい。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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