【京都市】左京区「関西日仏学館」にある「稲畑勝太郎」像は「日本映画」(シネマトグラフ)ゆかりの人物♪
近現代の実業家・稲畑勝太郎は、京都吉田に新館を建設しフランス語の啓発や日仏交換留学生の派遣など、フランスとの親善の道を開いた人です。
「京都大学」や「吉田神社」の近くにある「関西日仏学館」は、フランス大使を会長とする財団法人「日仏文化協会」を母胎とした京都に根ざした日本とフランスの交流拠点で、様々なイベントを行われています。
また、その敷地内には勝太郎の銅像(1936年)が立てられています。
稲畑勝太郎という人は、「日本映画」の史実にとってとても大切な人。
万国博覧会の視察と商用でパリを訪れた稲畑は、フランス留学時の級友リュミエール兄弟の発明したシネマトグラフ(映写機兼カメラ)と、その興行権、フィルムを購入し日本へ輸入しました。
ということは、日本映画の創成期から美術装飾に携わってきた「高津商会」にとってもゆかりの深い人となります。
過去記事ご参照ください→『元 立誠小学校』は『日本映画発祥の地』!モダンと伝統が共存♪
関西日仏学館は、フランス大使館に属するフランス政府公式機関です。
ふとしたキッカケで、在京都フランス総領事さまとお会いすることがありました。
「高津商会」の甲冑がラグジュアリーホテルに飾られているのを見て、大変興味を持っていただけました。また、フランスの方が編集作成された「高津商会」の甲冑図録を見て、大変面白い、とおっしゃってくださいました。
フランスと日本の文化の交流が、「映画」というものを通して行われていたこと、また今現在でも行われることに大変感慨深い思いになりました。
フランスの風を感じたくなったら、ぜひ関西日仏学館 (京都)(アンスティチュ・フランセ関西)で行われているイベントなどにご参加を♪
同時に敷地内にある「稲畑勝太郎の銅像」を探して日本映画に思いを馳せてみてください〜♪
関西日仏学館 (京都)(アンスティチュ・フランセ関西)
〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町8
Tel. 075-761-2105