【京都市】中京区『元 立誠小学校』は『日本映画発祥の地』!モダンと伝統が共存♪
『映画の発祥地』が、なんと!『京都』であることの発見が楽しい毎日です♪
京都が時代劇映画の発祥地であり、今でも撮影のメッカとされているのには意味があります。
京都ならではの景観が果たした役割が大きく、今でも多くの人気ロケ地が点在しているからでしょうね。
『元 立誠小学校』
『元 立誠小学校』について
現在の京都府京都市中京区備前島町にあった公立小学校。学制創設以前の1869年に開校したいわゆる番組小学校のひとつであり、1927年に完成した鉄筋コンクリート造校舎が現在、立誠ガーデン ヒューリック京都として現存している。この京都市内に現存する最古の鉄筋コンクリート造校舎は元・立誠小学校と呼ばれ、1993年3月の閉校後にもさまざまなイベントに使用されている。(wikiより)
かつてオランダ屋敷だった私塾を使用した番組小学校で、第六番組小学校の西側には寺町通が通り、江戸時代には芝居小屋が並んでいた京都有数の繁華街でした。
【出身者】
四代目 坂田藤十郎: 俳優・歌舞伎役者。
中村玉緒: 女優・タレント。四代目 坂田藤十郎の妹。
近藤正臣: 俳優。
四代目 中村鴈治郎 : 歌舞伎役者。四代目 坂田藤十郎の息子。
谷口正晃 : 映画監督。など
日本で初試写
『日本映画発祥の地』として知られる所以があります。
明治30年(1897)年には、この地に『京都電燈株式会社』がありました。
『京都電燈株式会社』とは、『関西電力』や『京福電鉄』の前身とされる会社です。
その中庭でフランスのリュミエール兄弟が発明した『シネマトグラフ』の試写実験が雪の降る中で、行われました。
1896年に万国博覧会の視察と商用を兼ねてフランスを訪問し、シネマトグラフの興行権と試写機を購入、映写技師兼カメラマンのコンスタン・ジレルとともに帰国し、日本へ持ち帰ったのが稲畑勝太郎(大阪商工会議所会頭)と言われています。
映画の試写実験の際には、島津製作所が変圧器を制作。
初の試写は成功!
『日本映画原点の地』とされ、今の映画産業へと続いていく訳ですね。
『日本映画発祥の地』駒札が設置され、門川市長により除幕式も行われました。
立誠ガーデン ヒューリック京都
『元 立誠小学校』がある、京都市中京区木屋町通蛸薬師に作られた複合施設。
ホテル、店舗、多目的ホールなどが入居し、2020年7月21日に開業しました。
突き当りに「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC 」の入り口があります。
入り口では、昔のまま「京都市立立誠小学校」と書かれた看板が迎えてくれます。
中は、かなり異空間でいきなりモダンな世界へトッリップ。
小学校で長く愛されたグランドピアノ「GROTRIAN-STEINWEG」も設置されていました。
誰かにいつか弾いてもらいたいなぁと思っています。
また、立誠図書館も存在し、本を借りることも可能です!
小さいほうの図書館(かどっこ図書館)では映画の成り立ちや歴史、俳優さんたちの特集と共に、新撰組などについての本が並んでいました。
その中にあった本を何冊か読んでいると、「高津商会」の名前が、なんども出てきました。
さすが、映画に関して老舗会社だと改めて感動です!
新しくなった「元 立誠小学校」には、美味しいコーヒーショップ(Travelling Cofeeオススメ♪)なども入っていてグランドでくつろげるようになっています。
角倉了以と素案親子より作られた『高瀬川』のある繁華街ど真ん中に、いきなり現れる歴史的建造物と、市民が集まる憩いのグリーン広場。
日本映画の発祥の地とされる「京都」は素敵だと改めて思いました♪
立誠ガーデンヒューリック京都
アクセス:阪急京都河原町駅からすぐ
住所:京都市中京区備前島町310−2
URL:https://www.hulic.co.jp/business/rent/hotel/272