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英国軍「攻撃ドローン迎撃レーザー砲」試験運用

佐藤仁学術研究員・著述家
(レイセオン提供)

英国軍が軍事企業レイセオンが開発したドローン迎撃レーザー砲の試験運用を行っている。このドローン迎撃レーザー砲は、上空のドローンを察知するとレーザービームでドローンの機能を停止させることができる。またレーザー砲で上空の攻撃ドローンを爆破することも可能。いわゆる"ソフトキル(soft kiill)"と"ハードキル(hard kill)"を搭載している。

ドローンの大群が上空から地上に突っ込んできて攻撃をしてくることは大きな脅威であり、標的である敵陣に与える心理的影響と破壊力も甚大である。またドローンはコストも高くないので、大国でなくとも、テロリストでも購入が可能であり、攻撃側は人間の軍人やテロリストが傷つくリスクは低減されるので、攻撃側にとって優位であり有益だ。そのためドローン迎撃レーザー砲の開発と対策はイギリスだけでなく、あらゆる国の防衛において重要である。

▼英国軍が試験運用しているレーザー砲を開発したレイセオンのイメージ動画

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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