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スタバのロゴ入りユニフォーム着用のSSG 喜びはショートサイズのサヨナラ勝ち<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
6回1失点と好投した先発のムン・スンウォン(写真:SSGランダーズ)

21日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

SSGランダーズ-LGツインズ(インチョン)はSSGが2点リードで9回表の守りを迎えるも、LGのイ・チョンウン、キム・ヒョンス両選手に2者連続アーチが飛び出し、SSGは4-5と逆転されました。

追う展開となったSSGですが、9回裏に満塁のチャンスを作ると押し出し四球で5-5の同点に。

さらに1死満塁の場面で8番イ・ジェウォン選手の打球はサードベース際へのゴロ。三塁手がベースを踏んで二塁走者がアウトとなり2死となるも、三本間のランダンプレーで捕手は三塁走者を追わず、二塁走者へのタッチプレーを試みました。その間に三塁走者が生還したため、SSGが6-5でサヨナラ勝ちしています。

SSGは逃げ切り勝ちが一転、勝利目前で逆転され、最後は相手のミスに救われました。SSGは3連勝で前日の5位から一気に同率2位に浮上しています。

SSGはこの日、親会社のグループ企業、大手コーヒーチェーンの「スターバックス」とのコラボ企画を実施。「スターバックス・デー」と銘打ち、この日のSSGの選手たちはスターバックスのシンボルカラーの緑色と、お馴染みのスタバのロゴが施されたユニフォームと帽子(通常は赤文字)を身に着けてプレーしました。

インチョンSSGランダーズフィールドにはスターバックスの店舗もあり、球団は「メジャーリーグにもない、世界初の野球場の中にあるスタバ」とうたっています。

ホームベースの後ろにもスタバのロゴがデザインされた(写真:SSGランダーズ)
ホームベースの後ろにもスタバのロゴがデザインされた(写真:SSGランダーズ)

(関連記事:史上初!?スターバックスと球団がコラボ ユニフォームと帽子にロゴも

◆「25日も五輪候補のワクチン接種のため中止」

今月3日に新型コロナウイルスのワクチン接種を行った、東京オリンピック野球競技の候補選手(予備エントリー)が、2回目の接種を24日に行うため、前回同様に翌25日の全5試合の中止が発表になりました。中止となった5試合は雨天中止分などが編成される、10月の日程に組み込まれます。

(関連記事:高卒ドラ1遊撃手が初V打/五輪候補選手ワクチン接種のため来週4日は中止に

◆「NCとSSGで1対2のトレード」

NCダイノスとSSGがトレードを発表。NCからSSGにキム・チャンヒョン内野手が、SSGからNCにチョン・ヒョン内野手とチョン・ジンギ外野手がそれぞれ移籍しました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KIAタイガースとの2軍戦に5番センターで先発出場。4打数1安打1打点でした。アン・グォンスの次の打順、6番ライトにはシン・ソンヒョン選手(京都国際高-広島)が入り、8回に決勝の2点タイムリー二塁打を放っています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇5月21日(金)の結果

・トゥサン 1 - 9 ロッテ(チャムシル)

 勝:フランコ

 敗:ユ ヒグァン

・キウム 2 - 0 NC(コチョク)

 勝:ブリガム

 敗:パーソンズ

・SSG 6 - 5 LG(インチョン)

 勝:ソ ジンヨン

 敗:コ ウソク

・ハンファ 4 - 0 KT(テジョン)

 勝:キム ミンウ

 敗:ペ ジェソン

・サムスン 5 - 3 KIA(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:イ ウィリ

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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