【中津川市】伝説を作れ！本気の商品開発で中津商業が販売する塩麴キャラメルクッキーアイスへの想いとは

中津川＆恵那ゆるゆるニュース

ライター＆坂めぐり好き(中津川市・恵那市)

8/1(木) 20:01

2022年に創立100年を迎えた中津商業高等学校。

校訓は質実剛健。

勉強にも部活にも力を入れている高校ですが、今回注目されているのは、1年だけの限定アイス。生徒たちが開発し販売するとのこと。

この1年でどれだけ自分たちのアイスを売ることができるのか、生徒たちも真剣です。そこで今回、新発売の塩麴キャラメルクッキーアイスのお話を伺いに中津商業高校にお邪魔しました。

対応していただいたのは、中津商業ビジネス科流通コースの皆さんと、担当の伊藤先生。

このチームでは、市場調査、素材探し、商品開発、SNSの発信なども事細かに分析をしていきます。

「まず、1人1人が商品のアイデアをそれぞれ考えて、その後絞り込みをして商品化されていきます」と伊藤先生。

絞り込みをしていくと当然、自分のアイデアがうまく形にならないことも。

「プレゼンが通らないことも多いです」「自分の案が通らなくても、決まった案を全力で応援します」「何かを決めるには、何かを捨てなくちゃいけない時もあります」と生徒たち。学生とは思えない、ビジネスとしての考えをしっかり持つ子の意見もちらほら。プレゼンの怖さをもうこの年で知っているのは頼もしい限りです。

OEM先の会社は、以前取り上げさせていただいたこだわりのアイスを販売している中津川市会社、市之瀬さん。なお、CEOの市之瀬隆さんは、中津商業のOBでもあり、生徒たちにアドバイスをすることもあるそうです。

今回発表する塩麹クッキーアイスは、恵那市のみかさぎ麹屋さんとコラボ。笠置山の水と澄んだ空気で育った米のみを使い、昔ながらの室蓋製法で麹を手作りしていることなども決め手となりました。クッキーは商品にならない地元のお菓子屋さんのクッキーを砕いたものを使用。今の時代SDGｓを考えなければなりませんが、今ある資源を使う、利用する、というものを最大限に利用したアイスであることは間違いありません。

様々な工程を通って完成した塩麴キャラメルクッキーアイス。この猛暑をSalitice.で癒されましょう

後押しをしているのは、SNSチーム。

「TikTokの再生数は、大体7〜8万回くらい再生されている投稿もあります。男女比はちょうど半分くらい。見てくれる人はフォロワーじゃない人も多いです。次何を上げるか、ハッシュタグはどうするかを考えながらやってます」とSNSチーム。数字が伸びるような投稿を心がけているとの事。

さて、気になるそのお味ですが…。塩麴とキャラメルってどんな味なのかな…と思いきや、キャラメルとの甘じょっぱさがとてもマッチしています。ミルクのアイス、下のサクサククッキーがたまらない味で、特にキャラメルの部分は甘すぎず、しょっぱさとのバランスが美味しくて、もっと食べたくなる、食べ終わるのが切なくなるアイスです。

1年だけの限定アイスとの事で、この1年でどれだけ自分たちのアイスを売ることができるのか、生徒たちも真剣です。

「今回初めてアマゾンでの販売もスタートしました」とのこと。

本当に美味しい贅沢アイスなので、贈り物や全国で活躍中のOBのみなさんにも後輩たちの努力の結晶を味わってほしいですね。

通販以外は、ひとまちテラス内のCAFE SHINSUIでも販売中。イベントでは六斎市、恵那まちなか市、土岐アウトレットでも発売予定です。

8月3日（土）は、東美濃ふれあいセンターにてSaltice.を販売。

時間は11時～12時30分！イベント特別価格1個280円で販売するそうですよ。