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【中津川市】岸の向こう側にわたるには?参勤交代からリニアまでの歴史を振り返る木曽川の歴史

中津川&恵那ゆるゆるニュースライター&坂めぐり好き(中津川市・恵那市)

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悠々と流れる木曽川。当然昔は橋がかかっておらず、船移動でした。今よりも水量も多く大変だったでしょうね。そこで苗木周辺で橋めぐりをしてきました。

飛騨街道もすぐ横にあります
飛騨街道もすぐ横にあります

苗木城跡下のグネグネ道をいくと、苗木城跡下の四十八曲がりに当たります。

参勤交代時、苗木の殿様はお城からこの険しい道を下り、木曽川を渡って江戸へ。

苗木に戻る際は木曽川を渡って、最後はこの道を駆け上がらないといけません…。スタートもゴールも過酷です。なお、参勤交代は事前にスケジュール申請を幕府にしなければならないため、雨や台風で木曽川が渡れないときは矢文を向こう岸に飛ばし「今日は行けない」とお知らせをしていたそうで…。まさに緊急メール!雨の時、向こう岸に矢文届くのか?どうかも含めて、全てが大変そうです。

参勤交代の気分を味わいたい方にお勧めです。杖まであって親切ですね!
参勤交代の気分を味わいたい方にお勧めです。杖まであって親切ですね!

本丸まで48か所も曲がる道かつ、一気に150mを登る…!もう立派なハイキングです
本丸まで48か所も曲がる道かつ、一気に150mを登る…!もう立派なハイキングです

柱のレンガがカッコイイですね。まだまだ使えそうな雰囲気。
柱のレンガがカッコイイですね。まだまだ使えそうな雰囲気。

すぐ横にあるのは、北恵那鉄道廃線・上地橋梁。

北恵那鉄道は、1924年開業し、1978年廃線に。

わずか50年の鉄道ですが、鉄道好きにはぐっとくる史跡が残っており、廃線跡をたどる旅をする方も。随分しっかり残ってるのだな、としみじみ。

さて、こちらは何か工事が?
さて、こちらは何か工事が?

さらに歩くと、現在、リニアの工事が進んでいる箇所にたどり着きます。

リニア中央新幹線はほぼトンネルなのですが、この木曽川のある区域はトンネルではないのですね。

こんな風に、現場の壁には苗木城跡からのこれからの景観が書かれています
こんな風に、現場の壁には苗木城跡からのこれからの景観が書かれています

参勤交代で川を渡る時代から、リニアが通る道筋になるとは、時代も目まぐるしく変わるものですね…。

こちらは玉蔵大橋。

1966年に建てられた橋ですから、約60年経つ橋なんですね。

手すりも錆があり、歴史を物語ってます。

遠くに見えるのは城山大橋、右の山が苗木城跡、手前の橋は北恵那鉄道時代の木曽川橋梁
遠くに見えるのは城山大橋、右の山が苗木城跡、手前の橋は北恵那鉄道時代の木曽川橋梁

かつては木曽川を渡るには大変でしたが、橋がかかり、リニアが通る。

歴史の流れを感じます。

四十八曲がり〜玉蔵大橋
住所:岐阜県中津川市苗木

ライター&坂めぐり好き(中津川市・恵那市)

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