取っ手がとれる!?【ホットサンドメーカー】コンパクトに収納する改造方法!
食材を挟んで簡単に焼けるホットサンドメーカーは、キャンプの万能調理器です。
アルミ製で軽く、ミニマム装備でも軽量化の妨げになりません。
ただ、取っ手が長いので収納場所に困るのが難点…
そこで、ホットサンドメーカーの取っ手を脱着式に改造してみました。
その方法を、これから紹介したいと思います。
準備
ホットサンドメーカーを改造する為に使用する材料と工具は以下になります。
使用する材料
超極低頭ネジM5×12mm:2本
蝶ネジM5サイズ:2個
使用する工具
ディスクグラインダー
電動ドリル
センターポンチ
ハンダゴテ
ステンレス製ハンダ
ステンレス用フラックス
取っ手の取り外し
まずはグラインダーで取っ手の付け根にあるアルミ製のリベットを削り取ります。
リベットの頭をピンポイントで削るのですが、リベットの頭は少し残します。
ここがポイント。
そして、ポンチをリベットの中央に当ててコンコンと軽く叩いていくと…
残っていたリベットの頭が綺麗に外れるのです。
これで、ホットサンドメーカーの取っ手が外れました。
本体の穴を広げる
次に本体のリベット穴を少し広げます。
この穴にはM5サイズのネジを通すので5mm~5.5mmのドリルを使って穴を広げます。
注意点として、一番外側の穴のみ加工します。
取っ手の加工
取っ手のリベット穴にはM5サイズのネジを固定します。
そこで、固定する方法を色々と試してみたのですが、やはりハンダ付けが一番良いという結論に達しました。
その際に使用したのがステンレス用フラックス(ハンダ付け促進剤)です。
フラックスを使うことで熱伝導を良くし、綺麗なハンダ付けが出来ます。
2本のM5ビスを、それぞれの取っ手にステンレス用ハンダで固定します。
ビスの周囲をハンダ付けすると、このような感じになります。
これで、キャンプの時にビスを落として無くすこともありません。
組み立て
実際にホットサンドメーカーのハンドルを組み立ててみます。
蝶ネジで固定するだけなので簡単です。
ハンドルを取り付けた状態で横から見るとテコの原理で外側の穴に荷重が掛かっていることが分かると思います。
なので、固定するビスは1本で良いのです。
もし、ストーブの熱でビスを固定しているハンダが溶けてしまっても蝶ネジでしっかりと締めていれば取っ手が外れることはありません。
収納サイズ
あとは、ホットサンドメーカーを収納できる袋に入れると、こんなにコンパクトになります。
このサイズなら、もう収納場所に困ることはないでしょう。
最後に
今回の作業は少し難易度が高いですが、他のホットサンドメーカーでも応用できると思いますので、ご参考までに。
あと、改造作業には、回転工具やハンダゴテを使うので危険が伴います。
今回紹介した工具に使い慣れていない方は、怪我防止の為に経験者の指導のもとで作業願います。