アメリカの五輪アスリートの7割以上が東京五輪延期を望む。カナダは選手を派遣しないと表明
アメリカの五輪/パラリンピック・アスリートの7割が東京五輪の延期を望んでいると全米唯一の全国紙「USAトゥデイ」の電子版が3月22日(日本時間23日)に報じた。
リオ五輪に最も選手を派遣した米国陸上連盟と水泳連盟から今夏に予定されている東京五輪の延期を訴えられた米国五輪・パラリンピック委員会(USOPC)は21日に五輪/パラリンピック候補選手向けにオンライン意見交換会を実施。
- 2020東京五輪/パラリンピックの延期を支持するか?
- 2020東京五輪/パラリンピックの予定通りの実施を支持するか?
- 2020東京五輪/パラリンピックの決行、延期、中止の判断をIOCにいつまでにして欲しいか?
USOPCは意見交換会に出席した125人のアスリートに対して、この3つの質問を投げかけた。
70%が延期を支持して、23%は今後の状況を見て判断したいと回答。
41%は予定通りの五輪/パラリンピック開催を支持しないと答え、34%はもう少し判断材料が必要だと感じている。
そして、34%のアスリートがIOCには十分な判断材料が揃った時点ですぐに決断して欲しいと願い、18%は今すぐにでも判断が欲しいと回答。23%は4月15日までの決断を望んだ。
また、3月22日の夜(日本時間23日午前中)にはカナダのオリンピック/パラリンピック委員会が、「2020年の夏の大会には選手団を派遣しない」との声明を発表。五輪を延期しない限り、カナダは東京五輪への参加をボイコットする意向だ。