獣神サンダー・ライガーに朗報。WWEが殿堂入り式典を夏に延期を検討
2010年のアントニオ猪木、15年の藤波辰爾に続いて日本人プロレスラー3人目となるWWE殿堂入りする獣神サンダー・ライガー(力道山、ヒロ・マツダ、新間寿はレガシー部門で殿堂入り)。
レッスルマニア36が開催される3日前の4月2日(日本時間3日)にフロリダ州タンパのアマリー・アリーナで殿堂入りセレモニーが開催予定だったが、レッスルマニア36が無観客イベントとなり、会場もフロリダ州オーランドのWWEトレーニング・センターに移転されたことから、殿堂入り式典の中止も危惧されている。
今年の殿堂入りメンバーは、ライガーの他にも、nWo、バティスタ、デイビーボーイ・スミス、JBL、ベラ・ツインズと豪華な面々だが、これらのレスラーたちが祝福される場が失われてしまった。
ライガーも自らのツイッターで、「今の世界情勢からすると仕方ない」と中止に理解を示し、「ただ受賞したのは事実なので胸を張って行きたい」と殿堂入りを喜んだ。
そんなライガーや殿堂入りメンバーへ朗報が飛び込んだ。
殿堂入りメンバーの一人、デイビーボーイ・スミスの娘、ジョージア・スミスが「WWEと話したところ、殿堂入り式典は延期するとのこと。サマースラムでできればいいと願っている」とツイートした。
サマースラムはWWEの4大大会の1つで、WWE版「真夏の祭典」。第33回大会となる今年は、8月23日(日本時間24日)にマサチューセッツ州ボストンのTDガーデンでの開催が予定されている。
2015年にWWE殿堂入りを果たしている藤波は、東京スポーツの取材に対して
と殿堂式典の感動を味わってライガーにも体験してもらいたいとコメント。
今春のセレモニーはお預けとなったが、コロナ騒動が早めに終息して、夏には殿堂入りセレモニーで多くのプロレスラーたちから祝福を受けるライガーの姿を見たいものだ。