ブッチ・ウォーレンさんを偲んで1960年代のブルーノート・ジャズを繙いてみましょう
ジャズ・ベーシストのブッチ・ウォーレンさんが米メリーランド州シルヴァー・スプリングの病院で亡くなりました。享年74歳。
1960年代に名門レーベルのブルーノートでハウス・ベーシストとして活躍した彼がモダン・ジャズに残した足跡は大きいと思います。
訃報を伝える「ザ・ワシントン・ポスト」の記事はこちらから。
⇒Edward ‘Butch’ Warren, Washington-born bassist, dies at 74
彼の業績の偉大さは、Wikipediaに記されているこの文からも知ることができるでしょう。
このほかに1963年から64年にかけてセロニアス・モンクのバンド・メンバーとして活動し、来日も果たしています。
彼の唯一のリーダー作は2012年リリースとされている『Butch's Blues』。ワシントンD.C.で活動するミュージシャンを率いて多彩な編成でストレート・アヘッドなジャズをプレイしています。こちらのサイトでは詳細なバイオグラフィがアップされていて、試聴もできます。「バラク・オバマ」なんて曲が収録されてますね。
⇒Butch's Blues by Butch Warren
訃報を伝えた「ザ・ワシントン・ポスト」では、奇しくも今年の8月8日に行なわれたブッチ・ウォーレンさんの74歳の誕生日を祝うセッション(彼の誕生日は翌日の9日)の様子を取材しており、サイトにその写真をアップしています。
⇒Jazz bassist Butch Warren’s last jam
以下、「ザ・ワシントン・ポスト」にも挙げてある、ブッチ・ウォーレンさんの代表的な参加作をピックアップしてみましょう。
♪Herbie Hancock- Watermelon Man
♪Dexter Gordon Quartet- Cheese Cake
♪Jackie Mclean_Marney
♪KENNY DORHAM, Sao Paulo
♪Thelonious Monk Quartet-"Nutty" from "Miles & Monk Live at Newport"
♪SONNY CLARK, Eric Walks (Butch Warren)
♪Butch Warren
ご冥福をお祈りします。