元家政婦が教える!家が片づく「たったひとつのコツ」
がんばってキレイに片づけても、しばらくするとまた散らかる…。散らかっては片づけての繰り返しが嫌になってしまう。「キレイな部屋を維持するためには、毎日気を張って頑張り続けなきゃいけないの?私にはムリ」そう思うかもしれません。でも、あきらめなくていいんです! たっとひとつのことに気をつけさえすれば、家は片づきますよ。
あとでまとめでやろうとしない
家が片づく「たったひとつのコツ」は、「あとでまとめてやろうとしない」ことです。「え?そんなことわかってるよ!」と思いますか? でも、わかっていても、できないものですよね。「平日は疲れているから、土日にまとめて片づけよう」と思っても、土日は土日で疲れていたり、予定があったりすると、もうムリ。来週に持ち越して、そのまま…。ありがちなのは、持って帰ってきた荷物を、あとで片づけるからいいやと、なんとなくその辺に置いてしまうこと。買ってきて開封もせず、床に置きっぱなしにしているモノすらあるかも。それをなくすだけでも、部屋は片づいていきますよ。
「すぐに片づける」が大変に感じるのはモノの場所が決まっていないから
「そうは言っても、すぐに片づけるって大変じゃない?」と思うかもしれません。それは多分、モノのしまい場所が決まっていないからでは? たとえば、郵便受けからとってきたチラシやDM。置き場所が決まっていないから、とりあえずテーブルに置く。使いやすそうだと思って買って来た100均のキッチングッズ。しまう場所がないから、なんとなくキッチンの隅に置く。しまい場所を決めてあげるか、しまうところの見当をつけてから買う方がいいですよね。しまう場所さえ決まっていれば、迷わずそこに置くだけですから、「すぐに片づける」が大変ではなくなります。
「とりあえず置き」をなくそう
「とりあえずここに置いて、時間があるときに片づけよう」と思うと、その時間は永遠に来ないかも。とりあえずはやめて、今、あるべき場所に戻すのが大切です。特に、家に帰ったときに、カバンや上着をその辺に置いてしまうのは、散らかりはじめる最大の原因になります。とりあえず置きを簡単になくすために、カバンを入れるためのカゴを設置したり、上着をかけるフックを取りつけたりするのがおすすめ。
カゴやフックは、寝室のクローゼットなどの遠い場所ではなく、部屋に入る同線上にしましょう。玄関にカゴとフックを設置するのもいいですね。帰ってきたらすぐにカゴにカバンを入れて、上着をそのままかければOK。そうすれば、リビングが散らかることはありませんね。賃貸マンションの我が家では、壁紙に貼れるフックを玄関の壁に貼り付けています。玄関にカゴを置くスペースがないなら、フックだけを玄関につけて、カゴはリビングの入り口などがいいでしょう。
「使う場所の近くにしまう」のが大切
他にも、文房具やハサミなど、なんとなくでその辺に置いているモノには、しまい場所をつくってあげましょう。そのとき大切なのは、使う場所の近くにしまうことです。せっかく収納場所をつくっても、しまいにくかったり使う場所から離れたところにあるのでは、しまうのが面倒に。たとえば我が家では、ゴミ箱にハサミケースを貼りつけて、ハサミを収納しています。ハサミで何かを切るとゴミが出る場合が多く、ゴミ箱の上でハサミを使うこともありますよね。最初からゴミ箱にハサミを貼りつけておけば、すぐに使えて、しまうのもラクでおすすめですよ。置きっぱなしが防げて、散らかりが防止できます。
※ハサミ収納について詳しくはこちらの記事をご覧ください。【100均】ハサミどこ?がなくなるハサミ収納!スッキリさせながら使う場所に置けるからストレスなし
あとでやらずにすぐしまう!それしかない!
部屋が散らかる原因は、「あとで片づけよう」と、すぐにモノをしまわないこと。とりあえずでその辺に物を置いたら最後、なし崩し的に散らかりが始まっていきます。使う場所の近くにモノのしまい場所をつくり、使ったらすぐしまう。外から持ってきたものは、その辺に置かずに、カゴなどへ入れておく。それだけで散らかりにくく家が片づいていきますよ。