「敬老の日」に、子ども・孫が実際に贈った人気プレゼントベスト10 あなたは何を送りましたか?
「敬老の日」は、戦後間もない1948年に、「子どもの日」「成人の日」が国民の休日として制定されたのに対し、従来から、「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう」と唱えた兵庫県多可郡野間谷の村長、門脇政夫が9月15日に村主催の「敬老会」を開いたことがきっかけとなって、1966年に正式に国民の休日になりました。
それから半世紀以上が経ち、現在は9月第3月曜日が「敬老の日」です。実際に父母・祖父母に対し、どのようなお祝いの仕方、プレゼントをしているのか、アンケートシステム、ミルトークを使い、「敬老の日」のお祝いを予定されている方に「どのようなお祝いを考えているのか」お伺いしてみました。いただいた結果は18歳から90歳までの423名からでした。(調査期間:9月14日〜9月18日)以下、ベスト1からベスト10までご紹介していきたいと思います。
「敬老の日」プレゼントランキング
敬老の日のお祝い 第1位 一緒に食事
第1位は、「一緒に食事をする」でした。「一緒に食事をするのみです」(46歳・男性)、「プレゼントはあげないけど、一緒に食事をする」(26歳・女性)。
どこで一緒に食事をするかは、外食派と自宅派に分かれました。
「焼肉屋で食事」(42歳・男性)「母の気に入っているレストラン」(52歳・男性)という外食派に対して、「我が家に招待し、自宅で食事をふるまいます」(34歳・女性)「自宅で家族と豪華な食事をします」(29歳・男性)という内職派。お孫さんの年齢が小さかったりすると、気兼ねなく過ごせる自宅の方が快適と感じる方も多いでしょう。
敬老の日のお祝い第2位 和菓子
第2位は、「和菓子」です。「祖母の好きな和菓子をあげます」(31歳・女性)、
「和菓子の詰め合わせを贈ります」(38歳・女性)、「果物と和菓子が好きな両親なのでシャインマスカットと、丸ごとの栗入り大福をネットで注文しました」(51歳・女性)など、洋菓子やケーキを引き離して、和菓子がお祝いプレゼントの第2位でした。和菓子好きが多いという世代特性に加えて、日持ちがいいこと、郵送しやすいこと、などが選ばれる理由かもしれません。
敬老の日のお祝い 第3位 菓子
第3位は、「菓子」です。「好きなお菓子の詰め合わせ」(38歳・女性)、「洋服、お菓子等」(70歳・男性)などで、「洋菓子」「クッキー」などがプレゼントとして選ばれているのではないかと思います。
敬老の日のお祝い 第4位 花
敬老の日のお祝い、第4位は「花」です。お祝いの場に花はつきものです。他のプレゼントに添えて、というケースも比較的多いものでした。
「花と、何か美味しいもの」(42歳・女性)、「花と、スイーツ。あと、電池。(ラジオを毎日聞いているので。)」(35歳・女性)、「母が好きなお花(植木鉢で寄せ植え)」(42歳・女性)などの回答がありました。
おひとりさまで、「自分用に花でも買おうかとおもう」(72歳・女性)という方も。
敬老の日のお祝い 第5位 ケーキ
第5位は「ケーキ」でした。和菓子ほどではないですが、「ケーキか果物をプレゼントする」(52歳・男性)や、「母の好きなケーキを焼いてプレゼントします」(32歳・女性)など、手作りケースをプレゼントするケースも。
敬老の日のお祝い 第6位 お寿司
敬老の日のお祝い、第6位は「お寿司」です。ハレの日にお寿司は定番。
「父の好きな寿司で祝います」(58歳・女性)、「好物のお寿司」(61歳・男性)など、お寿司が好きなシニアは多いのでしょう。「実家で寿司を一緒に食べる」(30歳・男性)「家で母と寿司をデリバリーで」(53歳・男性)と、気軽に自宅で楽しめることも選ばれる理由のひとつかもしれません。
敬老の日のお祝い 第7位 お酒
第6位は「お酒」です。「靴とお酒」(48歳・男性)、「養命酒。でも、家族が猛反対しているので、わからない」(51歳・男性)などの声が。
敬老の日のお祝い 第8位 現金・商品券
第7位は「現金・商品券」でした。少し味気ない気持ちもしますが、自分で好きなものを買っていただくという意味では合理的なのかもしれません。
「現金と赤飯を炊いて持って行きます」(48歳・女性)、「好きな酒をあげてもすぐ飲み干すし、品物をあげてもすぐ無くすので現金をあげています」(60代・男性)、「商品券を予定しています」(41歳・男性)と、案外これはこれで良いのかも。
敬老の日のお祝い 第9位 パジャマ
第9位は「パジャマ」でした。
パジャマと答えた方は、全員女性で、こうした心配りは、やはり女性特有なのかもしれません。「母の好きそうなパジャマ」(59歳・女性)、「孫とお揃いのパジャマ」(31歳・女性)、「リカバリーパジャマ」(47歳・女性)などが。ちなみにリカバリーパジャマとは、着ることで疲労を回復することを目的とするパジャマのことです。
敬老の日のお祝い 第10位 フルーツ・果物
敬老の日のお祝い、第10位は「フルーツ・果物」です。
「果物と和菓子が好きな両親なのでシャインマスカットと、丸ごとの栗入り大福をネットで注文しました」(51歳・女性)、「フルーツセットをデパ地下で買って、郵送します」(47歳・男性)、「会えないからフルーツを送ります」(52歳・女性)と、これも離れた両親への贈り物として選ばれるケースが多いようでした。
その他のプレゼントをいくつか紹介しますと、
「子どもの手形足形のアート」(30歳・女性)、「和菓子と子供の手造り工作」(49歳・男性)、「ひ孫の写真と手紙・(60歳。女性)など、子どもや孫の思い出は、やはり嬉しいものでしょう。
モノではなく、イベント的に、「直径20センチくらいのデカいどら焼きをみんなで食べる」(47歳・女性)、「プレゼントではなく、娘夫婦と四人での麻雀大会」(60歳・女性)などのイベント系も、記憶に残る楽しい敬老の日になるのではないでしょうか。
こうしたプレゼントを送れるのも、自分の年齢が主に30歳からせいぜい60代くらいまでです。70代になると、次第に「送る側」から「送られる側」となり、
「長男夫婦からお祝いをされる」(73歳・男性)、「お祝いするのは子供、私たちはお祝いされる方」(75歳・男性)になります。
さらには、高齢の姉妹同士で、「姉と食事会」(80歳・女性)、「サービス付き高齢者向け住宅のレストランで夫婦2人で」(72歳・男性)など、シニア同士で食事を楽しむというケースも増えるようです。
いずれにしても、親に感謝できるのは親が生きているうちのこと。後で後悔することのないように「敬老の日」を考えてみてはいかがでしょうか。