【赤穂市】赤穂大石神社で5年ぶりに「春の義士祭」開催!女人義士行列や上仮屋獅子舞などパレードも!
4月9日、赤穂義士ゆかりの赤穂大石神社で、5年ぶりに開催される「春の義士祭」。春の義士祭恒例、女性だけの行列「女人義士行列」や傘踊り、上仮屋獅子舞、御塩道中などパレードも行われ、大手門からお城通りを練り歩きます。
女性限定の「女人義士行列」
赤穂大石神社は、大石内蔵助良雄以下四十七義士命と中折の烈士・萱野三平命をご祭神とし、浅野家三代城主とその後の藩主森家七武将を祀る神社です。
毎年12月14日に行う「赤穂義士祭」の義士行列は、行列参加者を男性に限定。昨年の義士行列には、大石内蔵助役として俳優の中村雅俊さんが参加しました。
春の義士祭の「女人義士行列」は、「男性だけでなく女性も参加できる行列を」と要望があり2004年から始めた行列。こちらは義士装束に身を包んだ47人の女性らが、城下を練り歩きます。毎回多くの応募があり、前回は、小学生から60歳代まで、関西福祉大学の女子学生らも加わり、パレードに華を添えたそうです。
前回の参加者からは次のような感想が聞けました。
「城下町の桜の下を歩くのは本当に気持ちがよかったです。本義士祭と違い、女性ならではの柔らかなイベントですが、毎年全国から参加されていて、年に一度会えるのも楽しみでリピートしています。義士を支えてきた女性たちに想いを馳せて歩きます」
「前回は、前から2番目、”首もち”の役で参加しました。陣太鼓のドンドンという音に足並みを合わすのに緊張しました。やり遂げたぞ!と誇らしげに堂々と歩くことができました。チャンスがあれば、また、別の役で挑戦したいと思いました」
今年の行列も楽しみですね。
上仮屋獅子保存会による獅子舞も見どころ
獅子どころ、赤穂で優美華麗な獅子舞の一つ、「上仮屋獅子舞」。
赤穂大石神社の獅子舞として上仮屋地区に伝承されています。
昭和36年、後継者不足により途絶え、44年の月日を経て平成17年に復活しました。
上仮屋の獅子舞を途絶えさせないために、地域との交流を深め、鍛錬中だそうです。
当日は、奉納演舞として神楽舞、神興巡行(パレード)の露払いとして道中舞を披露する予定です。
また、4月8日に上仮屋地区の各公園で、獅子舞を披露します。
12:00頃 浜田第3公園
12:30頃 浜田第1公園
13:30頃 浜田第2公園
14:30頃 たかのは公園
16:00頃 鶴の丸公園
上仮屋地区の一般家庭や店舗での花舞も募集中ですよ。悪魔祓い、疫病退治などのご利益がありますので、獅子舞を依頼したい方は、次のSNSからご連絡ください。
上仮屋獅子保存会
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ハート型の花びらがステキ!「春の義士祭」特別ご朱印も頒布
「春の義士祭」の特別ご朱印も3月18日から4月15日まで頒布していますよ。
桜の花びらが舞い散る中、義士装束に身を包んだ女性義士が描かれたカッコイイご朱印です。桜色の袴も春らしいですよね。三つ折りの台紙付きで、初穂料700円です。
こちらの絵を担当するのは、飯尾宮司のいとこにあたる「いいおみきお」さんです。大阪芸術大学出身で、絵画塾なども主宰している大阪在住のアーティストです。
参道沿いには、女人義士のキャラクター「大石ゆら」ちゃんと記念撮影できるパネルも用意していますので、こちらもぜひ。
ご朱印は、社務所右側に受付がありますので、そちらでいただいてくださいね。
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パレードは13時から
パレードは、大手門からお城通りを進みます。終点は大黒屋前あたりまでということですよ。
女人義士行列、上仮屋獅子舞に加え、沿道の観客に塩を配る「御塩(みしお)道中」、鈴のついた色鮮やかな和傘を手にして舞う伝統郷土芸能の「傘踊り」など、にぎやかにパレードします。ぜひ、足をお運びください。