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【赤穂市】玄米や米粉を使って丁寧に手作り!「きらり」で他にはないメニューを楽しみませんか

歌見フリーライター、御朱印ガール、仏像女子(赤穂市・相生市)

看板メニューが米粉のヌードル「フォー」だったり、玄米ライスバーガーが食べられたり。お米に特化したメニューを楽しめるお店って赤穂にはまずないよね。そんなお店が坂越駅近くにオープンしたと聞いて、食いしん坊の私は興味津々。早速うかがってきました。

外国人が喜びそうな和風モダンの空間

「遠明の里 きらり」は、JR坂越駅からほど近く、駅から坂越橋に続く道路より一本南側の道沿いにあるお店。店名が書かれた白い垂れ幕が目印です。縁側風のスペースに置かれたピンクとブルーの座布団が「ウェルカム感」を醸していて、ほっこりと心和みます。

店内はこんな感じ。「ネオジャパネスク」だ~。「和モダン」とでも言いましょうか、純和風だけどモノトーンのチェアなどモダンな雰囲気もあって、とってもステキです。テーブルのセンターライナーに着物の帯を使ったり、床の間に茶道具を飾ったりするなど、設えもイイ感じ。
4人かけのテーブル席が3つとカウンター4席。ペアのカウンター席も2席あります。店の真ん中には、水やお箸、調味料などを置くテーブルがあります。

二間続きの和室の欄間もきれいに残る
二間続きの和室の欄間もきれいに残る

昭和時代の民家を、欄間や床の間など、残せるものはきれいに残してリノベーションした空間は、どこか懐かしい雰囲気も漂います。

昔の廊下の部分にカウンター席を設置
昔の廊下の部分にカウンター席を設置

昔の廊下部分をそのまま活用したカウンター席もなかなか思いつかないアイデア。
リノベーションの施工会社が「セルビーハウジング」と聞いて、「なるほど」と納得しました。

丁寧に手作りしたスープが味の決め手

「鶏のフォー」1,150円
「鶏のフォー」1,150円

店主の田中美智子さんが、「食べ物が身体を作るので、身体にやさしい料理を作りたい、輸入に頼らない食事をしてもらいたい、日本人なんだからお米を食べないと」という思いで、お米に特化したお店をオープンしたのが5月5日のこと。

美智子さんは、姫路でご主人と共にカフェを営んでいましたが、20年ほど前に閉店。その後別の仕事をしながらも、美智子さんは「いつかはまたお店をやりたい」という思いで、創業塾などにも通いながら準備をしていたそうです。赤穂に縁があり、その夢がかなった形です。

看板商品は、米粉を使った平たい麺「フォー」です。「鶏のフォー」「牛(黒毛和牛)のフォー」1,350円「海老のフォー」1,250円の3種類があり、どれもスープは共通です。日高昆布、鶏ガラ、ショウガ、タマネギ、八角などを使って、約6時間かけて丁寧に作るスープは、やさしい味わいで、身体にしみわたる感じ。

レモンやライム胡椒塩、チリソースなどで味変をするのもおすすめです。パクチーも添えられているので、苦手じゃない方はトッピングしてみて~。
少量サイズを「モーニング鶏フォー」(650円)として出していて好評なんです。「まさか赤穂で、モーニングでフォーを食べられるなんて」とか「仕事に行く前に食べられるのがうれしい」などの声もありました。

お米と具材の相性抜群の玄米バーガー

「玄米きんぴらバーガー」500円
「玄米きんぴらバーガー」500円

玄米バーガーもおいしいんですよ。
玄米といっても七分搗きのお米ですが、お米の部分の両面にだし醤油を塗って焼き具材を挟んだもの。

こちら「玄米きんぴらバーガー」です。土ゴボウを削って、ニンジン、こんにゃくなどと一緒に炊いたきんぴらは、これまた程よい甘さと辛さが特徴のやさしい味わい。柔らかさがちょうどよく、お米との相性も抜群ですよ。

「玄米焼肉バーガー」650円
「玄米焼肉バーガー」650円

こちらは、黒毛和牛を焼いて甘辛く味付けした「玄米焼肉バーガー」です。焼肉とお米はもちろん相性が悪いわけがなく、おいしくいただきました。
「きんぴら」も「焼肉」もたっぷり入っていて、玄米部分もぽろぽろ落ちないように少し固めているので、ボリューム感半端なし。
今のところは、この2アイテムだそうですが、フォーも含め、将来的にはフードメニューも増えていく予定なので、坂越特産のカキを使ったメニューとか増えたら、うれしいですね。

ドリンクメニューも個性的

「竹炭入り玄米コーヒー」450円(アイスは+50円)
「竹炭入り玄米コーヒー」450円(アイスは+50円)

「竹炭入り玄米コーヒー」です。
農薬、化学肥料不使用の栄養価たっぷりの玄米と自然栽培の竹炭粉のみで作った業界初のコーヒーです。
米は地元産のコシヒカリかヒノヒカリ、竹は山梨県産の孟宗竹を使っているそうですよ。
お味は、普通のコーヒーとは全く別物。どちらかといえば、穀物コーヒーみたいな感じでしょうか。美肌効果やデトックス効果もあって、身体にイイ感じ。

そのほかドリンクは、自家栽培のレモングラスと農薬不使用の釜炒り茶をブレンドした「レモングラス×釜炒り茶」や農薬・化学肥料一切不使用の一番茶の紅茶「みなみさやか茶」などもあります。

将来的には「子ども食堂」をやりたい

一人で店を切り盛りする店主の田中美智子さん
一人で店を切り盛りする店主の田中美智子さん

店主の田中美智子さんです。
「お料理は小麦粉やパン粉を使わないグルテンフリーで、米油を使っています。将来的には”子ども食堂”ができたらいいな。私が作った料理を食べた子どもが高校野球で甲子園に行ったり、高校サッカーで全国大会にいってくれたらうれしい」「外国人の方が来てくれて、この雰囲気を気に入ってくれたらいいな」など、目を”きらり”と輝かせます。
お料理にも美智子さんの人柄にも癒される店「きらり」。ほっこりゆったりしにいきませんか。

玄米コーヒーと米粉麺のお店 遠明の里 きらり
住所:兵庫県赤穂市浜市488-1(地図はこちら
電話番号:090-1591-8700
営業時間:7:30~16:00(LO15:00)
     ※モーニングフォー7:30~11:00、ランチフォー11:00~15:00
定休日:5月は不定休、6月からは水曜、第1火曜
駐車場:あり
Instagramはこちら

フリーライター、御朱印ガール、仏像女子(赤穂市・相生市)

フリーダムな仕事人で、居住地・赤穂から、兵庫県を中心とした関西一円を飛び回っています。旅行が好き、旅先でおいしいものを食べるのが楽しみな食いしん坊です。手がけた「乙女の御朱印めぐり旅」シリーズ(共著)で紹介しきれない神社仏閣の魅力、女子目線でのグルメやショップ情報、イベント情報なども、赤穂・相生発でお届けできたら幸せです。

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