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「天空の城ラピュタ」放送直前に読んでおくと楽しめる記事 #専門家のまとめ

河村鳴紘サブカル専門ライター
「天空の城ラピュタ」

 宮崎駿監督のアニメ映画「天空の城ラピュタ」が30日、日本テレビ系の「金曜ロードショー」で放送されます。視聴するにあたって、先に読んでおくと、より楽しめるであろう記事を紹介します。

ココがポイント

▼ヒロインの名前の由来、「バルス」の声の収録に繰り返しテストを重ねた話など、作品にまつわるエピソードを紹介。

【トリビア解説】「天空の城ラピュタ」シータの名前の由来、「バルス」収録裏話(映画.com)

▼制作進行・木原浩勝さんのインタビュー。当時は失敗が絶対に許されない状況にあった。人気に対する複雑な心境も吐露。

公開から30年、いま初めて明かされる『ラピュタ』創作秘話(現代ビジネス)

▼宮崎監督は、ムスカに思い入れがあり、周囲から指摘も。企画書でもパズーやシータよりも先に、ムスカの記述がある。

「天空の城ラピュタ」は悪役・ムスカの物語?(Yahoo!ニュース エキスパート 河村鳴紘)

▼「空想科学読本」シリーズの著者が、物体を空に浮かせる「飛行石」について考察。天空の城の大きさにも触れている。

今夜放送『天空の城ラピュタ』。ラピュタを空中に浮かせる「飛行石」の原理を、空想科学で考える!(Yahoo!ニュース エキスパート 柳田理科雄)

エキスパートの補足・見解

 「天空の城ラピュタ」は大人も子供も楽しく見られる冒険活劇です。リアルタイムでSNSに書き込み、反応を見るだけでも面白いですし、終盤で「例のセリフ」を書き込み、その反響を体感する楽しみもあります。

 また金曜ロードショーの公式SNSで、重要キャラのドーラの若いころが映し出されたシーンが紹介され、話題になったこともあるように、誰かが意外な情報を発信してくれます。

 そして事前に調べて知識を踏まえて、自分なりのポイントを踏まえておくと、以前とは違うものが見える。これも魅力ではないでしょうか。同作の制作にあたっては、映画の上映時間内に収めるために、映像を削りに削る苦労をしています。アニメに限りませんが、濃密に仕上げたコンテンツはある種”先鋭化”し、やりたいことがクッキリと浮き出ることがあります。何度見ても楽しめるのはなぜなのかを自分なりに考えることも、また楽しみの一つなのです。

(c) 1986 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

サブカル専門ライター

ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルを中心に約20年メディアで取材。兜倶楽部の決算会見に出席し、各イベントにも足を運び、クリエーターや経営者へのインタビューをこなしつつ、中古ゲーム訴訟や残虐ゲーム問題、果ては企業倒産なども……。2019年6月からフリー、ヤフーオーサーとして活動。2020年5月にヤフーニュース個人の記事を顕彰するMVAを受賞。マンガ大賞選考員。不定期でラジオ出演も。

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