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【衣替えの裏技】100円ショップで買える便利グッズを加えるだけで来年までキレイが続く

ハナおうちクリーニング(洗濯)研究家

こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。

洗剤メーカーLIONの調べによると衣替えの3大悩みって「黄ばみ」「シワ」「ニオイ」なんだだそうです。

とくに黄ばみとニオイは来シーズンまでの “賭け”のようなもので、キレイに洗ったと思っていても長期保存をしている間に脇や背中、襟(えり)などが黄色く変色して愕然とすることがありますよね。モワッとした保存臭が消えなくて困ったこともありますよね!

そんな神出鬼没な黄ばみとニオイを予防する簡単すぎる裏技があります。

しかも100円ショップでも購入できる “ある粉” を洗濯時に加えるだけという簡単すぎる方法!

よかったら衣替え前の “しまい洗い”の参考にしてもらえると嬉しいです。

※ 衣替え前に衣類を洗うことを「しまい洗い」といいます。

黄ばみやニオイってどうして現れるの?

黄ばみやニオイの原因は、落とし切れずに残った汗や皮脂などの汚れ。

残った汚れが長期保存する間に酸化して黄ばみとなり、汚れを餌として繁殖した雑菌がニオイの原因となります。

この「酸化」と「汚れ残り」を回避できれば、黄ばみやニオイは予防できます。

夏物衣類を黄ばみやニオイを防いで春まで保管するには、まずは汗や皮脂などの酸性の汚れと相性が良い弱アルカリ性の洗剤を使っしまい洗いをするのが第一のポイントです。

弱アルカリ性の洗剤
弱アルカリ性の洗剤

中性洗剤は衣類には優しいですが、洗浄力は弱アルカリ性の洗剤に劣ります。

とはいえ、普段中性洗剤を使っているのに、衣替え前の一回のために洗浄力の強い弱アルカリ性の洗剤を使えというのも酷な話です。

中性洗剤の場合は洗浄力を補うために、2度洗いをおすすめします。

試しに中性洗剤を使って洗い1回と2回の洗浄力を確かめてみました

口紅、卵、醤油、ボールペン、果汁、ソース、ミートソース、カレー、ごま油といった9つの汚れをつけて1ヶ月放置した布を洗った結果です。

「洗い2回」のほうが全体にヨゴレが落ちているのがお分かりいただけますでしょうか?

発生していた黄ばみも軽減しています。このように中性洗剤でも2度洗いすることで長期保存前のしまい洗いに対応できます。

2度洗いといっても、洗い終わったあとに洗濯機のスタートボタンをもう1回押すだけなので手間要らずです。

2度洗いの際は洗剤は入れなくてもOK。

そして、黄ばみとニオイを予防する裏技として使うのが100円ショップでも購入可能なクエン酸です。

“しまい洗い”の裏技はクエン酸

特に夏もの衣類は汗や皮脂をたっぷり吸っています。

キレイに洗ったつもりでも、繊維の奥には落とし切れなかった汚れが残っています。

その残った汚れが酸化して黄ばみになり、汚れを餌として雑菌がニオイを発します。

そんな酸化や雑菌の繁殖を防ぐために使用するのが100円ショップなどで購入できるクエン酸なんです。

クエン酸とはレモンなどの柑橘類に含まれるすっぱい成分で、強めの酸性。

酸性は洗濯物の汚れを落とす効果は弱いですが、除菌ができます。

じつは一般的に発売されている液体洗剤には除菌効果はありません(アリエール除菌プラスを除く)。

なので、クエン酸でしっかり除菌すれば雑菌も増えずニオイも発生しにくくなります。

しかもクエン酸にはもうひとつ嬉しい効果が!

クエン酸は酸化による黄ばみも予防してくれるんです。

リンゴを切った時に、空気に触れるところにレモン水やお酢を塗っておくと変色しにくいのと同じような原理で黄ばみ予防にもなります。

衣替え前のしまい洗いにはクエン酸を使ってみましょう。

クエン酸の使い方

クエン酸の使い方は簡単です。

柔軟剤の変わりにクエン酸を使うだけです。

用意するものは100円ショップでも手に入るクエン酸

2〜4kgの洗濯ものの場合はクエン酸小さじ1を水50ccに溶かします。

クエン酸は水によく溶けるので水でも簡単に溶けてくれます。

これを普段柔軟剤を入れている投入口に入れて洗濯機のスタートボタンを押せばOK。

クエン酸を使うと洗濯機の金属部分が錆びてしまう可能性があります。クエン酸を使った場合は洗濯が終わったあとにもう一度スタートボタンを押して2度洗いするようにしてください。その時に洗剤は使わなくてもOKです。

“しまい洗い”の裏技 まとめ

普段の洗濯に100円ショップでも簡単に手に入るクエン酸をプラスするだけでお気に入りの衣類を来年までキレイに保存できます。

【クエン酸を使うことのメリット】
・除菌によるニオイ発生の予防
・酸化防止による黄ばみ発生の予防

注意点としては、洗剤を同時に入れると効果が薄れるのでNGです。

洗濯機に洗剤と柔軟剤の投入口があれば、それぞれの場所に入れてください。自動で効果的なタイミングで投入してくれます。

洗濯機にそれぞれの投入口がない場合は、クエン酸は最後のすすぎの時に手動で入れます。

あと、クエン酸と塩素系漂白剤は混ぜないように注意してください。

柔軟剤の変わりにクエン酸を使う。そんなちょっとしたひと手間で長期保存による黄ばみやニオイは予防できます。お悩みの方はぜひお試しください。

おうちクリーニング(洗濯)研究家

年間100以上の洗濯グッズを自腹で試すおうちクリーニング(洗濯)研究家。世の中に当たり前のようにある洗濯に関する常識が本当なのか?売れている商品は本当に使えるのか?そんな疑問を実際にやってみて、誰もが目に見えるかたちで公開するブログ「洗濯ラボノート」を運営。雑誌「LDK」、「LEE」、「Mart」、「大人のおしゃれ手帳」など多数掲載。関西を中心にテレビにも出演。 苦手を「できる!」に変える洗濯の裏技やグッズを紹介します。

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