【広島市】盆灯籠は広島ならではの文化って知ってた?
こんにちはWebライターのなおゆきです。広島市では、お盆の時期になると、コンビニ、スーパー、ホームセンターなどの店舗で「盆灯籠(ぼんとうろう)」が見られるのをご存知でしょうか?これは広島ならではの特徴的な風習で、他県の人々には少し珍しく映ることもあります。
盆灯籠とは?
盆灯籠(ぼんとうろう)は、浄土真宗安芸門徒にのみお盆に用いられる特別な灯籠で、お墓に飾られます。故人の霊を迎えるための装飾として、地域の伝統に根付いています。
盆灯籠の歴史
広島市の盆灯籠の起源にはいくつかの諸説があるそうですが、江戸時代の広島城下紙屋町で、とある紙屋の夫婦が亡くなった娘のために手作りの灯籠を供えたという話があります。この出来事がきっかけとなり、次第に多くの家庭で盆灯籠が用いられるようになったとされています。特に広島市ではカラフルなデザインの盆灯篭が広まり、地域の文化として根付いています。
★盆灯籠はどこで買える?
広島市内のコンビニ、スーパー、ホームセンターでは、お盆が近づくと一斉に盆灯籠が販売されます。カラフルな色合いの盆灯籠が、店舗の一角を彩り、まるで夏の風物詩のような光景が広がります。価格は約600円から1000円前後で、手軽に購入できることから、多くの家庭で利用されています。
盆灯籠の種類
盆灯籠には、カラフルなものと白いものの2種類があります。白い盆灯籠は、初盆に用いられ、故人の初めてのお盆に特別な意味を持ちます。
一方、カラフルな盆灯籠は、通常のお盆で使用され、明るい色合いが故人を迎えるための飾りとして親しまれています。
盆灯籠は広島の文化・伝統
広島の盆灯籠が店頭に並べられている様子は、地域の文化と密接に関わっており、広島市民にとってはごく普通の光景です。
しかし、県外から訪れる人々には、あまり見かけない光景であるため、「なにこれ?」と驚かれることもしばしばです。筆者も山口県出身なので、初めてコンビニで見かけたときにはこれは何だろう?と思ったことがあります。広島の特有の風習が、こうした日常の一コマに溶け込んでいることは、地域の伝統がいかに深いものであるかを物語っています。
まとめ
毎年お盆が近づくと、広島市内のコンビニやスーパー、ホームセンターには一斉に盆灯籠が並びます。このカラフルな光景は、広島の夏の風物詩として広く親しまれており、店頭で目にするたびに「今年もお盆が近づいてきたなぁ」と感じさせてくれます。この風景は、広島の文化に深く根付いた地域の伝統を象徴する大切な一部となっていることでしょう。