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都合のいいことだけ聞こえるの?『じいちゃんの秘密の能力』【介護漫画】ミツじいちゃんとぼく 3

↓YouTubeでも音声付きの漫画を見られます。

ミツじいちゃんは耳が遠い。

片方の耳しか聞こえていなくて、

その耳も悪くなってきているから、

テレビの音が、とにかく大きい。

すると、みんなの声も、さらに大きくなって、

じいちゃんも、ばあちゃんも、みんなみんな、

どんどん大きな音になるから、

もっと聞こえにくくなっている。

けど、いつもは聞こえないはずなのに、

じいちゃんのことを、

コソコソ、ないしょ話していると、

「なんじゃ? わしのことか?」

と、じいちゃんはなぜか振り返る。

みんな、びっくりだ。

だからぼくは、 

じいちゃんは、ほんとうは

「チョーノーリョク」をかくしているんだと信じている。

そしてぼくは、

そんなミツじいちゃんと、

イヤフォンを分けっこして、

テレビを見る時間が、だいすきだ。

介護福祉士として通所介護(老人デイサービスセンター)や訪問介護(ホームヘルパー)の現場で働いてきました。研究会での発表や、学術誌へのケースレポートの投稿なども積極的に行なっています。また、子どもの頃から好きだった漫画やイラストを描くことで、認知症の知識や介護のコツをわかりやすく伝えることを心がけています。

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