管理栄養士が教える!年末年始、子どもの命を守る!要注意食べものリスト
管理栄養士しょこです。
年末年始は家族や親戚が集まり、特別な料理を囲む楽しい時間。
でもその一方で、乳幼児にとっては思わぬ危険が潜んでいることをご存知ですか?特にまだ噛む力や消化機能が未熟な子どもにとって、普段は気にならない食べ物でも、命に関わるリスクがあるかもしれません。
親御さんだけでなく、一緒に過ごす祖父母や親戚の皆さんにも知っておいてほしいポイントです。『大丈夫だと思っていた』が一番危険。
お正月だからこそ気をつけたい、子どもの安全を守るための要注意食べものリストをぜひチェックしてください。
1. 餅
- のどに詰まりやすく、窒息のリスク大。→乳幼児は避ける。
2. おせち料理
長期保存を目的に全体的に砂糖や塩分が多く使われている。
また、乳幼児期のお子さんにとっては、噛み切りにくいものもある。
- かまぼこ・伊達巻:弾力が強い。
- 黒豆(市販品):喉に詰まりやすい。
- 昆布巻き:噛み切りにくい。
- 田作り:硬くて噛み切れない。
→わざわざあげる必要はない、別の食べ物で代用する。
3. ハム・ソーセージ
- 塩分や添加物が多い。
→無塩せきや添加物の少ないものを選ぶ。
4. 刺身や生魚
- まだ与えていない場合は控える。もしくは加熱する。
5. そば
- そばアレルギーのリスク
→年末までに試してアレルギーの有無を確認しておく。
6. ミニトマト
- 丸ごと食べると喉に詰まるリスクが高い。
→半分か4等分する。
7. エビ・カニ
- まだ食べていない場合はアレルギーのリスクが高い。
→年末までに試してアレルギーの有無を確認しておく。
8. ナッツ類
- そのままは硬く窒息のリスク、まだ食べていない場合はアレルギーのリスク
→硬いナッツは与えない。年末までに試してアレルギーの有無を確認しておく。
9.ローストビーフ
- 噛み切れない、喉に詰まるリスク。
→厚い場合は小さく薄く切る。硬い場合は煮てみる。
最後に!
年末年始は、家族や親戚が集まり、楽しい時間を過ごす時期ですが、乳幼児にとっては誤って食べてしまう危険がある食べ物もあります。以下の対策を事前にしておくことで、安全に楽しいお正月を過ごせます。
- 誤って食べてしまう可能性があるものは手の届かないところに置いておく。
- アレルギーがある場合は、事前に祖父母や親戚にその情報を共有しておく。
- 月齢に応じて食べられるものは年末までに試しておく。
- 欲しがったら代わりの安全なものを用意する。
これらを準備しておけば、慌てずに済み、安心してお正月を楽しむことができます。あまり神経質になりすぎず、安全を確保しながら、家族みんなで楽しい時間を過ごしましょう。