元家政婦が教える!部屋干しの臭いを防ぐ簡単な方法3選
今年も暑い夏でした。でも、暑くても夏は洗濯物がすぐ乾くところだけは助かりますよね。秋になってくるとまた雨が増えてきて、洗濯物の生乾き臭に悩まされます。予洗いするとか、煮洗いすれば臭いが防げるのはわかっていても、面倒ですよね。そこで、元家政婦でプロ主婦の筆者が、簡単にできる部屋干し臭予防法を3つご紹介します。
濡れたものはそのままカゴに入れずに干しておく
生乾き臭の臭いの原因は、「モラクセラ菌」という雑菌。この菌は常在菌のため、どこにでもいるのですが、濡れた状態が5時間以上続くと爆発的に増えることがわかっています。しかも、増殖する際に出す排泄物が臭いのです。
そのため、濡れたタオルなどをそのまま洗濯カゴに入れると、濡れた状態が長く続きモラクセラ菌が増え、臭いの原因に。濡れたものはカゴに入れずに、ハンガーなどに掛けておきましょう。「そんなの面倒…」と思うかもしれませんが、わざわざ外まで干しに行く必要はないから安心してください。おすすめなのは、洗濯機の上につっぱり棒などを設置してそこにかけること。そうすれば洗濯機周りで解決するため面倒さがありませんよ。
洗剤に酸素系漂白剤をプラスする
一番簡単な臭い防止方法は、洗濯する際、洗剤の他に酸素系漂白剤も入れることです。普段の洗濯にプラスするだけだから、本当に簡単。酸素系漂白剤には除菌と消臭の効果があるので、生乾きの臭いを防止してくれますよ。
殺菌効果の高さだけでいえば、塩素系漂白剤を思い浮かべるかもしれませんが、塩素系漂白剤は色が抜けてしまうため、色柄物には使えません、また使いすぎると生地を傷める場合も。
酸素系漂白剤は、色柄物にも使えて安心です。普段使える酸素系漂白剤には、「ワイドハイター」や「オキシクリーン」「オキシシャイニー」などがありますよ。また、各スーパーやドラッグストアのプライベートブランドの酸素系漂白剤もあります。
少量だけためしてみたい場合は、ダイソーなどの100円ショップにも、120g入り程度の酸素系漂白剤が売られています。まずは100均でためしてみるのもいいですね。
すすぎを2回にする
最近の洗濯洗剤には、「すすぎ1回でもOK!」の記載が多いため、すすぎを1回だけにしている人も多いかもしれません。しかし、すすぎ一回では汚れや洗剤がきちんと流し切れておらず、衣類に残っている場合も。それらが残ったまま部屋干しをしていると、やはり臭いの原因になります。部屋干しの際だけでも、すすぎを2回にするのがおすすめですよ。また、節水コースなどで洗っている場合も、汚れが落ち切れていいないことがあります。水位は高め、すすぎは2回の方が、きちんと汚れが落ち、臭い防止になります。
簡単にできるからやってみて!
予洗いや煮洗い、つけ置きなどをすれば、臭いが防げるだろうとはわかっていても、なかなか面倒で続けられませんよね。今回は、簡単にできる方法だけを3つ集めました。ぜひためしてみてくださいね。
※掲載当時の情報です。現在とは異なる場合があります。
※個人の見解、体験を含みます。
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