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パドレスはポストシーズン最初のシリーズを勝ち上がると、次のシリーズの相手はドジャース

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(左)とマニー・マチャド Sep 26, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 9月28日、ロサンゼルス・ドジャースの試合が始まる前に、フィラデルフィア・フィリーズが敗れ、ドジャースのシード1とフィリーズのシード2が確定した。

 ナ・リーグの地区優勝3チームのうち、西地区のドジャースは、前日までに96勝を挙げている。東地区のフィリーズは、明日の162試合目に勝っても95勝だ。中地区のミルウォーキー・ブルワーズは、92~94勝でレギュラーシーズンを終える。フィリーズとブルワーズがどちらも94勝の場合も、フィリーズに2勝4敗と負け越しているブルワーズはシード3に位置する。

 ドジャースとフィリーズは、ワイルドカード・シリーズをスキップし、ディビジョン・シリーズからスタートする。ブルワーズは、ワイルドカードの3チームと同じく、ワイルドカード・シリーズからだ。

 ナ・リーグのワイルドカードは、サンディエゴ・パドレスしか決まっていない。あとは、アトランタ・ブレーブスニューヨーク・メッツアリゾナ・ダイヤモンドバックスの3チーム中2チームだ。パドレスは、シード4も確定している。

 ワイルドカード・シリーズのマッチアップは、シード5対シード4(パドレス)とシード6対シード3(ブルワース)だ。パドレスは、このシリーズで先に2勝を挙げると、ディビジョン・シリーズへ進み、ドジャースと顔を合わせる。

 今シーズン、両チームは13試合で対戦し、ドジャースが5勝、パドレスは8勝を挙げている。

 もっとも、レギュラーシーズンで勝ち越しているチームが、ポストシーズンのシリーズを制するとは限らない。

 過去2年とも、ドジャースは、ディビジョン・シリーズからスタートし、その先に進むことができずにいる。それぞれのシリーズは、2022年がパドレスに1勝3敗、2023年はダイヤモンドバックスに0勝3敗だ。レギュラーシーズンの対戦は、2022年がパドレスに14勝5敗、2023年はダイヤモンドバックスに8勝5敗だった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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