一体誰が買ってるの?「徒歩でないと気づかないのに客が絶えない雑貨店」が売る「七色に輝く絹の糸」藤沢市
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おととし11月、お店のリニューアル情報について記事にした『日和(びより)』。参考記事:【藤沢市】初日から完売!旬の素材を使った、子どもも喜ぶ優しい味付けの手作り惣菜を販売する“雑貨店”
お店は、藤沢市石川の閑静な住宅街に溶け込む隠れ家雑貨店。住宅兼店舗となっているため「徒歩じゃないと気付かない」ほどなのに、いつ訪れても客足が絶えない不思議なお店です(この日も撮影中にご近所さんやお客さんが次々と...)。
そんな『日和』に、冬ならではの商品やお惣菜が入っていると聞き再訪したのは年末のこと。
お惣菜のショーケースには、茅ヶ崎市芹沢の『米隆農園』の冬野菜を使った「大根とトマトとブロッコリーの胡麻ドレサラダ」や…
「鮭ときのこの豆腐みそグラタン」。
『ヒロシファーム』の里芋を使った「里芋コロッケ」などが並んでいました。
なかでも「里芋コロッケ」は素材の味わいと食感を楽しめるひと品。ひき肉や玉ねぎの旨みが効いているためソース不要の美味しさです。油っぽさがないので1人3個はペロッといけますよ。
お惣菜のショーケース横には、とてもカラフルなポストカードが並んでいました。
これは女優・奥山佳恵さんの「イラストレシピポストカード」で、お料理の工程がイラストで描かれたユニークな作品。メッセージカードとしての利用はもちろん、冷蔵庫に貼っておくのもいいかもしれませんよね。
続いてはアロマのパイオニア「デイリーアロマジャパン」の「国産柑橘ハンドクリーム」。
産地・生産者を厳選し、合成香料を使わずに国産柑橘精油を使用して作られた肌に優しい商品。瀬戸内レモン・高知県産柚子・温州みかん・愛媛香川伊予柑といった親しみある香りのラインナップで、冬のギフトにもぴったりです。
そして「以前から気になっていた商品」がこの日もありました。
こちらは『糸工房もくもく』の手染めの「シルク糸」。
機械染めではないため、1個の糸でも「虹色」のようにいくつもの色味が混ざり合った独特の色彩。まるで「おとぎ話」にでも出てきそうな美しい光沢を放つ不思議な糸です。しかしここでひとつの疑問が…。1個1色ではないため衣類のほころびを直す糸ではなさそう。となると「一体誰が何を作るために購入している」のでしょうか?
「この『シルク糸』は、モノづくり作家さんや刺しゅうを楽しまれる方がお買い求めになります。私自身も刺しゅうに利用したことがありますよ」と話すのは店主の渡邊さん。「同じ色味のものは二つとない」ため「手仕事を楽しむ方」に人気とのこと。店内には「シルク糸」を使ったアクセサリーも販売されていました。これが本当に素敵なの。
上の写真は「シルク糸」の質感と色味をいかした@yui_musubiさんのピアス。年齢やシーンを問わず、和装・洋装どちらにも馴染む上品なデザインですよね。お値段も2,500円前後のものが中心でとても手頃。作り手の想いも伝わってくる作品です。
こうした地元クリエイターさんの作品はほかにも多数あり、季節的なものでいうと1月は@87hinataさんの「節分飾り」を入荷予定とのこと。鬼が嫌うと言われる「柊鰯(ひいらぎいわし)」などが織り込まれた「節分飾り」を飾れば、邪悪な気をはらい魔よけになります。
季節折々のお惣菜と手仕事から生まれる雑貨を販売する『日和』。公式 オンラインショップ (Yahoo!ショッピング)でも購入が可能な作品もありますが、ぜひ一度お店を「徒歩」で訪れてみてください。きっと愛着を持って長く使いたいと思うすてきな商品が見つかりますよ。