レンジャース入団を決めた有原の年俸は1年目が260万ドル、2年目は360万ドルで、山口俊には届かず
北海道日本ハムファイターズからポスティング制度でメジャーリーグ移籍を目指していた有原航平が、テキサス・レンジャースと2年契約を結んだ。
有原の契約内容は2年総額620万ドル(約6億3860万円)。
内訳はメジャー1年目となる2021年が260万ドル(約2億6780万円)で、22年は360万ドル(約3億7080万円)に昇格する。この基本年俸に内容はまだ明らかになっていないが、年5万ドル(約519万円)の出来高が加算される。ファイターズでの20年の年俸は1億4500万ドルだったので、メジャーへ移籍したことで年俸は倍増したことになる。
また、レンジャースからファイターズへは、124万ドル(約1億2772万円)の譲渡金が支払われる。
有原の契約は、昨オフに読売ジャイアンツからポスティング制度でトロント・ブルージェイズに移籍した山口俊の契約と非常に似ている。
山口の契約内容は2年総額635万ドル(2020年、21年ともに年俸は317万5000ドル)で、有原を少しだけ上回る。
出来高も山口の方が良く、投球回数が70イニングを超えると10万ドル、以降120イニングまでは10イニングごとに10万ドルが加算され、130と140イニングに到達すると12万5000ドルずつ、150イニングで15万ドル、160と170イニングで25万ドルのボーナスが設定されていた。
出来高条件を全てクリアした場合の満額の契約は、有原が2年総額630万ドルなのに対して、山口は2年総額935万ドルと2人の間に大きな差が生じる。
山口が巨人から受け取った2019年の年俸は2億3000万円だった。