夢の豪華共演!【クルミッ子×キューブ最中窓】鎌倉と金沢の名店が手を取り合ったほんのり大人のお菓子です
美味しい物と美味しい物が手を取り合うとどうなるでしょう?様々な化学反応を起こし、良し悪しは別として、想像をはるかに上回る、もしくは想像の斜め上をいくような結果を生み出すことがあります。そしてそれは自然なことではなく、何かしらの労力などの力を要します。
今回ご縁があったのは、愛らしいりすのイラストと胡桃の香ばしさ豊かなキャラメルが印象深いクルミッ子でもお馴染み「鎌倉紅谷」さんと、石川県金沢市に店舗を構える新進気鋭ながらも実直なあんこなどの和菓子を生み出す「茶菓工房たろう」さんがタッグを組んだ日本橋三越のあんこ博覧会という催事限定のお菓子。
三越伊勢丹のバイヤーさんの情熱的な働きかけで実現したという今回のコラボレーション。鎌倉紅谷さん、茶菓工房たろうさん双方の持ち味を遺憾なく発揮できるようなお菓子。今回は日本橋三越さんのあんこ博覧会限定「クルミッ子窓」をご紹介。
茶菓工房たろうさんの代名詞のひとつともいえるキューブ型の最中、窓シリーズ。ただの小倉、ではなく、バターをあわせたりラムレーズンバターをあわせたり、はたまた林檎などその季節の彩をモダンテイストに合わせた食べ応えも風味も豊かな最中を展開。
そして今やほんのりリッチな気持ちになれるような味わいだけではなく、缶などのパッケージや他の和テイストなスイーツを生み出し、多世代に愛される鎌倉紅谷さんのクルミッ子。
色白なキューブ型の最中種の中には、鮮やかとも称することができるクルミッ子の胡桃たっぷりのキャラメルが。胡桃、キャラメルのそれぞれベクトルの異なる香ばしさとほろ苦さが絶妙に絡み合い、バターやはちみつのまろやかさにうっとり。
そのキャラメルを支えるのが、艶やかで深みのある色合いに目を引かれる茶菓工房たろうさんの粒餡。胡桃の存在感に負けないような、それでいて主張しすぎていないほくほくっとした小豆の食感と胡桃とは異なる素朴な旨味とほっこりする優しい甘味。
和菓子でありながら、洋菓子のエッセンスでおめかしをした上品で優雅な最中。食べ応えも香りも大満足なお菓子の誕生に立ち会ったような気がしました。
どちらかがどちらかに譲る、尊宅しすぎるということではなく、お互いの良いところや特性をプレゼンし合うような令和に寄り添いつつも受け継がれていく思いが、手の平にストンとおさまる日本の伝統菓子に確かに凝縮されています。
皆さんもぜひ、その時だけのお菓子に出会った際には、ストーリー性も含めてお手に取ってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<鎌倉紅谷・八幡宮前本店>
公式サイト(外部リンク)
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-12-4
0467-22-3492
9時30分~17時
年中無休
<茶菓工房たろう・本店>
公式サイト(外部リンク)
金沢市増泉4-3-7
076-213-7233
9時~18時