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消臭スプレーや天日干しでは不十分!「掛け布団」の洗濯頻度は?コインランドリーを活用して簡単・清潔に!

平島利恵洗濯研究家

洗濯研究家の平島利恵です。寒い冬に、毎晩使う掛け布団には、汗や皮脂汚れ、ダニなどの汚れが蓄積しています。実は布団の汚れは、天日干しや消臭スプレーだけでは落とすことができないことをご存知ですか?おつかいの布団が、気づかぬ前に不衛生な状態になっているかもしれません。今回は、布団の正しいお手入れ方法・頻度を解説します。

天日干しや消臭スプレーと洗濯は役割が違う

普段掛け布団はどのようにお手入れしていますか?全国クリーニング生活衛生同業組合連合会の調査では次のような結果が出ています。

布団のお手入れ方法は「天日干し」が68.6%で最も高く、「除菌スプレー(ファブリーズ等)の使用」は20.9%、「布団乾燥機を用いてる」が18.3%

【引用】東京都クリーニング生活衛生同業組合「ご存知ですか?布団クリーニングの必要性」より

天日干しや消臭スプレーだけでは、布団に蓄積した汚れそのものを落とすことはできません

天日干しは、布団に含まれる湿気を逃がすことができ、除菌スプレーは菌を分解したり、除菌・消臭を行いますが、いずれの場合も、布団に付着した汚れそのものは残ったまま、汚れ自体を取り除くことはできません。

布団のお手入れは洗濯で

布団に付着した、汗、皮脂、ダニなどの汚れを落とすためには、定期的に丸洗いすることが大切です。
洗濯表示を見て、家庭で洗えない布団の場合は、クリーニング店で相談をしましょう。

掛け布団はどのくらいの頻度で洗うべき?

季節の変わり目汚れが気になった時、最低でも年に1~2回は洗いましょう。特に花粉の季節やダニが気になる冬場は、コインランドリーでの丸洗いが手軽で効果的です。

洗濯機とコインランドリー、どちらで洗う?

洗濯機で洗う場合

布団が洗濯槽の8割以内に収まる場合は、家庭の洗濯機でも洗うことができます。

布団カバーを外し、シミがある部分に洗剤を塗布したあと、布団を丸めるか蛇腹折りにし、洗濯ネットに入れます。洗濯機の「毛布コース」または「高水位設定」で洗いましょう。

コインランドリーで洗う場合

洗濯機に入りきらない大きな布団や、乾燥まで一気に行いたい時は、コインランドリーが便利です。

布団カバーを外し、布団を畳んでドラムに投入します。羽毛布団は区画が分かれているものならそのまま洗濯してもOKです。
分かれていないものは、麻ひもやゴムで巻いてから洗濯機へ。乾燥まで行い、しっかり乾かしましょう。

【動画で見る】プロが教える羽毛布団の洗い方

実際に、洗濯機とコインランドリーで洗濯をした過程を動画にしました。コインランドリー利用時の注意点も解説しているので、洗濯前に是非ご覧ください!

乾かし方のポイント

  • コインランドリーや家庭用乾燥機を使うと、ふわふわに仕上がります。
  • 天日干しをする場合は、天気の良い日に日中干し、中までしっかり乾燥させましょう。

布団カバー・枕カバーのケアも忘れずに

  • 洗濯頻度は、1~2週間に1回洗濯が理想です。
  • 布団カバーを洗濯機にかける場合、ファスナーはしっかり閉め、破損を防止しましょう。
  • 汚れや臭いがひどい時は、40度のお湯にアルカリ性粉末洗剤を溶かし、つけ置き洗いでスッキリ。

冬の掛け布団を清潔に保とう

寒い冬は、布団を清潔に保つことでより快適な睡眠環境を整えましょう。ダニ対策として、定期的な丸洗い正しいケアを行うことが大切です。コインランドリーを活用すれば、簡単にふわふわな布団に仕上がりますよ!

洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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